母が愛する長財布

今年の母の日は

お花を贈る代わりに母に会いにきました。


そして母におつきあいし

病院に行ってきました。


元気そのものの母を見ていると

とても残された命は

短いかもしれない人には

思えません。


元気そうにまったく平常通りの生活をしています。

唯一、薬の副作用で

身体にじんましんが出て

痒くて仕方がないそうです。


そのため

皮膚科を訪ねました。


が、母は、病院まで

自分で運転するといって聞きませんあせる

「ダメ、わたしが運転するから」

といっても

「日本でしばらく運転してないでしょ。

危ないから」

と、わたしに運転させてくれないのです。

「もう50年以上運転しているベテランだから」

と、いわれ、え〜っ!!!

と、最初はのけぞっってしまいました。


が、母の頑固さはよく知っているので

まぁ、本人の好きにするのが一番かな

そう肚をくくり助手席に座りました。


が、ひとたびステアリングを握ると

きびきびとした運転で

びっくりさせられます。


病院では、予約がなかったとはいえ

3時間以上待たされました。

母が元気でよかったです。

で、なければこの待ち時間は

病人には相当辛いのではと思いました。


おかげで待っている間

いっしょにランチをしたり

母の話し相手をしながら

コンピュータを持参していたので

仕事を終えてしまうこともできました。


でも、中には具合が悪すぎて

待っている間、

横になっているお年寄りもいらっしゃいました。

この待ち時間は辛いですね。


お気の毒です。


さて、ランチをしながら

お会計というとき

私が払おうとすると

「いいから」

と、母が伝票を取り上げます。

「わざわざニューヨークからきてくれたんだから」

と、母はお会計を払わせてくれません。



そしてバッグから

いつもの長財布を取り出しました。




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このきれいな

カメオの留め金の長財布は

実は、わたしが

初めてヨーロッパを旅行した際

母のためにおみやげに

買って来たものです。


19歳のときのことです。



母は、以来とても大切に使ってくれています。

当時、成人の御祝いに何がほしい?と聞かれ

わたしは「海外旅行」と答えました。

こうして約1ヶ月間、成人する前に

ヨーロッパ各国を旅することがその際、ローマでひと目惚れしたお財布。


当時シャネルのバッグの

約半額ぐらいだったことを覚えています。

かなりの金額でしたが

二つ返事で旅行を許可してくれた母へ

感謝の気持ちをこめて

清水買いをしました。


ずっとデパートでアルバイトをしてためたお金で買いました。


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お財布にはポケットが4つあります。

一番深い部分は手がすっぽり入る深さです。



ネイビーとワインレッド

その色合いの美しさは

今もまったく褪せることがありません。

一見するとまるで新品同様

35年以上にわたり

大切に大切に

毎日欠かさず使ってくれたのです。



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が、目をこらしてよく見ると

わずかに角が痛んでいます。

そこに長年の歴史を感じます。


「よいものを大切に長く使う」

それを教えてくれたのは母でした。


高校生のとき、

忘れもしません。

靴を買いたいといったら

母がお金を持たせてくれました。

○○(靴屋さんの名前)で

買ってねと条件付きでした。


わたしは○○に行く予定で家を出ました。


が、途中で大きな今でいうアウトレットのような

靴屋さんの前を通りました。



そこにちょっと心惹かれる靴が並んでいました。

思わず、中に入り

履いてみるだけ履いてみることにしました。

なんと、靴は足にぴったりです。



そして履き心地もいいような気がしました。

わたしは○○のことはすっかり忘れ

思わずその靴を買ってしまいました。

値段を見て感動したのです。

だって母からもらった半額で

買える金額だったのですから。


わたしはうれしくなってもう一足その店で

靴を買ってしまいました。

1足分で二足買えた!

快挙です。


わたしは○○のことはすっかり忘れ

喜びいさんで帰りました。

「見てみて、1足分で二足買えたよ!」

と、母に報告をしました。


きっといっしょになって喜んでくれるだろうと思ったのです。


ところが母は

「そんな安物を二足買うためにお金を渡したんじゃないの」

と、いっしょに喜んでくれるどころか

「靴は少し高くても足に合うきちんとしたものを買わなくちゃ足を痛めつけることになる」

と、こんこんとお説教です。


事実、その靴はセンスはよかったけれど

履いてみるとすぐに壊れてきてしまいました。


安物買いの銭失い


そんな大坂商人ならいいそうな台詞を

そのときの失敗から学びました。


以来、主に靴、バッグ、財布は

流行を超えて

長く使えるものを

買うことを教訓にしました。


母にプレゼントした長財布は

当時のわたしには

相当高額なものでした。

しかも有名ブランドの商品ではありません。


それでも、

質がいいものであることは

わたしにも分かりました。


だから母は本当に喜んでくれました。


が、まさか30年以上もの長きにわたって

大切にしてくれるとは。。。


そればかりは想定外でした。


今もローマに行くたびに

似たようなお財布を

売っているお店はあるかしらと

つい、目で探してしまいます。

が、以来、カメオの留め金の

上品で質のいい長財布をみたことは

一度もありません。


このお財布と出会うのは

運命だったのかも^^

良い物を長く。愛情をこめて大切に使う

それは実はニューヨークの人たちの

美徳でもあります。

彼らもまた古くても良いものや

愛着のあるものは、

絶対に捨てません。


靴でもバッグでも

お修理を繰り返して

長く身につけます。

大人であることを自覚したら

本物を見る目を磨くことを

意識しましょう。


本当にいい物をたくさん見て

身につけると

その見分け方が

だんだん分かってきます。

そうするとブランド名に惑わされずに

いいものを探し出せるようになります。


また、一流のよいものを

見分ける目を養うと

たとえばトラベルジュエリーや

夏、短期間楽しむ服や小物を

格は落とさずお値段は落として

上手に選べるようになります。


汗をかく夏の服は消耗品。

夏は、や服は旬のものも

上手に楽しんでください。





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by rumicommon | 2017-05-19 07:23 | NY女子力UPルールズ | Comments(0)


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