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大人の女ほど切り札を出せる男に弱いー仏大統領サルコジに学ぶ

こんにちは。

今回は、

切り札を絶妙なるタイミングで出せる男、

仏大統領サルコジさんについてです。

サルコジさんの3度目の妻の座におさまった元スーパーモデル、カーラ・ブルーニという人は、先のエントリーにも詳しいように、ミック・ジャガーとは7年もつきあい、
その後、彼女の一人息子の父親になる当時既婚者だった男性とも長年おつきあいし、
しかもその方のお父上とも関係があったりして一時はゴシップコラム垂涎の「恋多き女」でした。

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サルコジさんについては過去記事もご参照ください^^
072.gifモテる男の当り前の条件

072.gif元スーパーモデルが結婚相手に選んだフランス大統領

072.gifサルコジ氏に学ぶ手練手管

072.gifサルコジ氏の目からウロコの魅力とは

でも、カーラは一度も結婚したことはなかったの。

これはずっと昔から思っていたことだけど・・・
世の中には、うんと年上の男性ばかりに惹かれる女子って確実にいるんですね。
彼女たちってパワーとか包容力とか、すでに出来上がったモノを提供してくれる心地よさみたいなものに惹かれる反面、どうやらそれほど外見的な要素にはうるさくない傾向にあります。
一方、年上の男性のあの肌の衰えが気持ち悪いという理由で同世代感覚に安住する女子もいて、カーラさんはどっちかなというと、これまでの恋愛遍歴を見る限りはどうやら前者のご様子。

前者の場合、年が離れているがために、相手が既に結婚していることも多く、成り行き上、「愛人」というポジションに甘んじることになるケースが多く、カーラも既婚者の彼とすったもんだし、加えて彼のお父様とも関係し、挙句には子供ができちゃったというパターンでそれはもう波乱万丈、そして未婚だったわけです。

そんな彼女の前に現れたのが、サルコジさん。
サルコジさんは、何せ一国の大統領。
パワーあり、情熱的に愛を語るのも上手で、
カーラ好みの一回り以上年上、
ここまでくれば相手は必ずといっていいほど既婚だったのがこれまでの常だったけれど、
サルコジさんは、ほやほやの独身なりたてだったわけです!!!。

そして、彼女の周囲にいた、
「コミットメントを鮮やかに切り抜けるプレイボーイ」たちとは違い、
サルコジさんは、絶妙のタイミングで鮮やかに切り札を出せる人。

世の中によくある結婚ストーリーに、
だらだら、長々とつきあった挙句、なんとなく成り行きっぽくクライマックスなしに結婚することになったというパターン。
そこにはこれっていうほど日常の垢が付いてしまった分、ロマンスの香りはしません。
そしてせっかくコミットメントしてくれても、女子にとってはなんだか気が抜けたシャンペンみたいで、ありがたみも半減以下かも。

そこへいくとサルコジさん、コミットメントの出し方がずば抜けて鮮やか。
カーラとあるティナーパーティで知り合ったその晩からメール、電話、プレゼントで攻めまくり、1ヶ月後には勢いにのって「切り札」を出してしまうのですから。

そう大切なのはここなの。
女って、どんなに恋多き百戦錬磨でも、
いえ、だからこそ、
「結婚」という言葉に弱いのよ~。
男の酸いも甘いも知っているから、コミットメントをすることがどれだけ恐怖で、勇気がいることか知っているだけに、その切り札を「サプライズ」で出されるとそりゃもう、感動しちゃうわけです。

特にニューヨーク、パリなどの都会の男たちはコミットメント・フォビアが多いだけに、
カーラのような大都会の女は、きっとサルコジさんを「今までにないタイプ」だと思ったはず。

切り札を出す絶妙のタイミング、
それは「サプライズ」であること。
しかも二人が盛り上がっているときにドラマティックに。


今回は完璧女目線で好きなことを書かせていただきましたが、
女ってなんだかんだいってもコミットメントをしてくれる男に弱いってことをご理解いただければこんなうれしいこともありません^^
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by rumicommon | 2008-08-20 01:42 | 女目線で応援するいい男」

フランス大統領サルコジの目からウロコ的魅力

イギリスの新聞、「タイムズ」紙に、先日独占インタビューを受けたカーラ・ブルーニ。
夫となったフランス大統領ニコラス・サルコジとのことも語っているんだけど、
カーラが恋に陥った究極の決め手を読んで、一瞬その意外性にはびっくりしました。

でも、よくよく考えると、わたしも過去、恋に陥った相手はみんな同じ条件を備えていることに気が付きました。

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photo/Hollywood Grind(この記事結構おかしいです^^)


これまでカーラ・ブルーニが恋に陥った男性たちにはちょっと意外な共通点があるのです。
カーラの言葉そのままを直訳すると、

かなり強いフェミニン・サイドがあること。
もちろんそれは女々しいということではなく、繊細さを備えているということ。


とはいっても、
サルコジさんの精神力のタフさ、決断力、野心などは舌を巻くほど「男らしい」

サルコジさん、前の奥さん、セシリアさんには、かなりの恥をかかされています。
大統領に就任し、公人として一挙一動を国民に見られ、
何かあれば上げ足をとってやろうと思っている人が多い中、
セシリアさんったら平気でアメリカ大統領夫妻とのランチョンをドタキャンしてみたり、
別の男性とニューヨークまで逃避行して週刊誌ネタにされたり。

それでもとりあえず、公の場で決定的な逆切れをすることもなく、
いつまでもグズグズ過去を根にもってもいません。

すぐに、move on。
その変わり身の早さたるや、鮮やかそのもの。
1ヶ月後にはカーラとの出会いを友人にセットアップしてもらっちゃいます。
そして情熱的に饒舌に愛を語る・・・・・って、いいじゃん、いいじゃん^^

そう、サルコジさん、
男らしい男の中の男として行動し、
女のように繊細な感情を駆使して情を示すのです。


カーラいわく、
彼は彼のような地位にいる人間としては例外的にとても「センチメンタル」。

そのセンチメンタルな部分があるからこそ、女の心の琴線にふれるトーンで、
愛を寡黙に時には饒舌に、詩的に語れるのでしょうね。

世の男の子を育ててらっしゃるお母さま方^^

男らしい男の子に育てるのもっちろん重要なことだけど、
男だって愛嬌があったほうがいいし、
お料理が上手にできるほうがいいし、
身の回りの片づけが上手なほうがいい。
女のような繊細さで心の機微を読み、
感極まって泣ける男
(わたし個人は、映画や小説、他人のために泣ける男に弱いです)、
喜びを素直に表現できる男
(そういうのってかわいいでしょ、やっぱ^^)
そんな男に育ってもいいですよね。

泣いている息子ちゃんを
「泣かないのっ。男の子でしょ!」と叱るばかりではなく、
「悔しかったのね、分かるよ、その気持ち。
よし、今は思いっきり泣いていいよ。
泣くとすっきりするんだよね~^^ でも明日からはまた笑顔の○○くんに戻ろうね」
と、感情を素直に表現できる機会を作ってあげてもいいですね。

ニューヨークでは、男の子の習い事としてスポーツで有り余るエネルギーを発散し、
一方で音楽の何らかの楽器を習わせることで、感受性と情緒を養うのが一般的。

サルコジさんの場合、ちょっと激しくってプッツン発言もあるけれど、
彼のフェミニン・サイドにカーラが惚れた気持ち、わたしはすっごく理解できます^^

さてさて、まだあるのよ。
これぞ極めつけかなって、サルコジさんの伝家の宝刀。

ぜひぜひまた来てね~^^
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by rumicommon | 2008-08-01 10:50 | 女目線で応援するいい男」

フランス大統領サルコジ氏に学ぶ手練手管


女はおしゃべりな男は好きじゃない。
一言でいってしまえばそういうことになるのだけど、
でも実際はその内容にもよるのではないでしょうか。

確かに、いくら聞き上手のフリはしてみても、
仕事上での達成ばかりをつらつらと止め処なく喋る人、
自分がいかにモテるか、いかに重要かについて、手を換え品を換えて語る男にはいつしかうんざりしてしまうことでしょう。

また、会えば現状に対する不平不満ばかり、
何かにつけてネガティブな方向にばかりフォーカスする男に出会うと、
だったら「(男は)黙ってサ○○ロ・ビール」でも飲んでてよ~といいたくなるかも。

拙著にも書きましたが、
コップに水が半分あった場合、
「もう半分しかない」と思うより「まだ半分残っている」とポジティブに考えられる人がいいですね。
(この違いは似て非なりです^^)

他人の弱点を巧妙に探し出して批判ばかりしている男と一緒にいると、こちらまでなんだかバツが悪い思いを味わい、心にサンドペーパーをかけられたような気持ちになります。

反対にいい所をなんとか見つけ出し、針小棒大ぐらいの勢いで情熱をもってそちらにフォーカスできるほうが聞いていて楽しいし微笑ましい。

サルコジさんは、セシリアさんと別れた直後から、彼女との過去の嫌なことはすっぱり忘れて、来るべく未来は輝かしいと疑わずフォーカスします。

積極的に信頼のおける筋に、「いい女(ひと)を紹介してほしい」と声をかけまくります。
そしてその網に引っ掛かってきたのが(失礼!)カーラでした。

元フランス大統領ミッテランの選挙を鮮やかに司った(らしい)PRの大御所、ジャック・セグエラがサルコジさんに頼まれて、自宅で開催したディナーパーティに二人を招き、カジュアルなお見合いをセットアップしたのは、なんとセシリアと別れた1ヶ月後という素速さ。


その時、サルコジの右隣に座席指定されていたのがカーラだったのです。

この時、サルコジさんは、一目でカーラを気に入った模様。
左隣りに座っていたマダム・セグエラにはあらかじめ「あまりお話できなくてごめんなさい」と丁長にお断りし、サルコジは情熱的に、饒舌にカーラに語り続けたようです。

カーラいわく、途切れることなく続く情熱的な会話には褒め言葉があちこちに散りばめられ、まるで磁石のように引きつけられたってことらしい

そうなの。どんな奇麗な女だって、どんどん聞きたいのが的を得た「褒め言葉」。
しかもどんなに言われてもそれに関してはこれでたくさんってことがない(あはは)。

貪欲に聞きたいのよ~。よくばりなのよ~^^。


でも、それは男性だって同じですよね。
老若男女、しらじらしいお世辞でもない限り、褒められてうれしくない人はいないはず。

カーラはその晩、サルコジの車で送られて帰宅。
そしてその翌日から、サルコジさんのEメールとプレゼント攻撃が始まったそうな。
(やりますね、サルコジさんったら^^)

ここでまずは
教訓1 褒め言葉、殺し文句にはとことん饒舌になっていい

まだまだあるわよん。
一見複雑な女の矛盾という糸を解く名人芸の数々。
それに関しては、まだまだ続くってことで・・・・^^


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by rumicommon | 2008-07-28 01:23 | 女目線で応援するいい男」

元スーパーモデルが結婚相手に選んだフランス大統領

元、スーパーモデル、現在は歌手であり、フランスの大統領、ニコラス・サルコジ夫人であるカーラ・ブルーニが、3枚目のアルバム発売のPRの一環で、唯一、イギリスの「タイムス」のインタビューを受けました。

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photo/The Independent イギリスを公式訪問した際、フランス大統領である夫サルコジ氏のスピーチを聞くカーラ。

サルコジ氏といえば、
昨年の今頃は、2番目の奥さん、セシリアさんと
米国、ニューハンプシャーで超豪華なバケーションをお楽しみになり、
フランスの大統領で米国でバケーションをとったのは彼が初めてだったことで
メディアにはいろいろ言われ、
しかも当時の妻、セシリアさんが
ブッシュ大統領夫妻に誘われたランチをドタキャンしたことでまた話題になり、
挙句は、アメリカの報道では王道「60ミニッツ」のインタビューでは、
セシリアさんのことを聞かれた途端、顔をこわばらせ
「ありがとう、さようなら」とフランス語で繰り返しながら、
席を立ってしまうということがありました。

さて、その1年後、氏はもう次なる奥方を見つけ傍目にもお幸せそう。

しかもそれが元スーパーモデル、カーラ・ブルーニと言えば一体サルコジ氏が使ったであろうその「マジック」は何なのかと知りたくもなります。


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イギリスを公式訪問したときのカーラ。イギリスの空の色を彷彿とさせるグレーがテーマカラー。靴は常にバレエフラットで、背の低い夫を気遣う。すべてジョン・ガリアーノのクリスチャン・ディオール

カーラは、実はフランス人ではありません。
国籍はイタリア。イタリア人を両親に持ち、イタリアで生まれました。

トリノのタイヤメーカーのCEOを父に(実は育ての父だったんだけどずっと後になってそれを知った)、コンサートピアニストを母に、裕福で、愛と音楽に満ちた家庭で育ったようです。

お父さまは大企業を経営しながら、作曲家でもあり、
また、トリノ随一の「テアトロ・レジーノ」のヘッドとして、
ポー・ヴァレーに所有するキャッスルではマリア・カラス、ルービンスタイン、カラヤンなどをゲストに招き音楽のパトロンをするという文武両道。

そんな家庭に育ったカーラですが、幼少のころ、
イタリア上流階級を震撼させた赤い旅団」による誘拐を恐れ、一家でフランスに移ってきます。

その後、ソルボンヌ大学でアートと建築を専攻するのですが、
すぐにモデルへの道に入り、学業からは去ることになったようです。

そう、言うなれば、知性あるスーパーモデルだったカーラ。
その後スーパーモデルとして大活躍するも、30歳ぐらいでその道には少しずつ見切りをつけ、歌手へと方向転換していったようです。

その間、エリック・クラプトン、そしてミック・ジャガーとは7年間つきあい、
その後、哲学者の既婚の男性と恋に落ち、
現在その彼との間には7歳の息子ちゃんがいます。
が、世間でスキャンダルになったのは、カーラはそのお相手のお父様とも関係があったこと。

と、まぁ、華やかな恋愛経歴をもつカーラ40歳。
でも確かサルコジ氏との結婚が初めて。

一体、この1年間の間にどんないきさつがあったのか。

カーラにとってなぜ、サルコジなのか。

・・・・・・・な~んてことを次のエントリーで書いていきたいと思います。
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by rumicommon | 2008-07-23 01:16 | 女目線で応援するいい男」

NY流「セクシー」を保つ=釣った魚にエサを与え続けること

いつだったか、夫に結構なお気に入りだったランジェリーをこっそり、ゴミ箱に捨てられたことがありました。

それは、

ローマのスペイン広場前の細い路地にある老舗ランジェリー専門店で買ったもので、

極上のコットンを使用し、そで口、裾、胸元にきれいなレースをあしらった、

ゆったりしたシルエットのひざ丈のものでした。

あ、小さなリボンもついていたわ。

「どうして、捨てちゃうのよ~」と怒り狂うと、

「ごめん。だってあれを着ているキミ、どうしても祖母のイメージと重なるんだよね~」

コンサバなWASPのグラニーが着そうなランジェリーと言われれば確かにそう。

ロリコンでない普通の大人の男にしてみれば、少女っぽいんじゃセクシーさに欠けるだろうけれど、グラニー(おばあちゃん)じゃもっとダメ。


つまりここでは、「今、自分が心地よい」ということは考えてはダメなのね。



最初のころのわたしなら、

「え~~~~っ! 自分が好きなものを着て何が悪いのよ。それって、わたしという人間の本質を否定しているようなものだわ」

と、 自分らしくラクにしていたい座敷豚願望がどうしても拭えないゆえ、セクシーでいるなんて、考えるだけで疲れちゃうこともしばしばでした。

結婚しても夫婦で「お父さん」「お母さん」と呼び合うカルチャーがないことは、拙著でもご説明済みです。



こんなわけで、

「セクシーであり続けること」って実は涙ぐましい努力をしないと手にできないのかもしれないと実感しています。



まさに上級編です。


Sexy はSexualとは違います。

異性として魅力があるというような意味で、

そこに、行きすぎた「いやらしさ」や

「エッチっぽさ」や「下品さ」、

または性だけを強調するあまり、目をそむけたくなったり、

邪悪で、なんだか罪悪感を感じたり、

ネガティブな印象が多く混じってしまえば、それは本来の意味から外れてしまいます。

そう、あくまでさわやかさもなくてはいけません。

ぞくっとする、ドキっとするって感じでしょうか。


彼、彼女をセクシーだと感じるのは、もちろん、知り合ったばかりのころは簡単。

ドキドキわくわく、 彼、彼女の望むことなら、何だってできたはずなのに、

それがいざ自分の手に入ってしまうと、

あっという間に努力しなくなっちゃうのは何なんでしょうね。

人間の常なのでしょうか。

でも、どうも、ニューヨークでわたしが実感しているのは、

「釣った魚にも餌を与え続ける努力をする必要があるんだな」ってことでした。



そう、ずっと男と女でいる努力を怠らない。相手が喜ぶことをしてあげる。

その努力のタマモノなのか、

少女とおばさんの間に「大人の女」がきちんと存在し、

大人の女が男を「おじさん化」させない理由は拙著でも申し上げた通り。


そう、若いうちは、若さという無敵の武器があるから、

多少ファッションのディテールで間違っちゃっても許されるかもしれないけど、

問題は、少女、少年から次のステージに移行するとき。



このとき、一足飛びにおじさん、おばさんになっちゃうと、もう男捨ててる、女やめているってことと同じです。

セクシーであることって、大人の男、女であり続けるともいいかえるとができるでしょうね。

では、どうすればそのひと筋縄ではいかないぞ~とみんなが薄々気づいている「セクシーさ」をファッションで表現できるのか。

何かてっとり早い近道とか、マニュアルはあるのかしら~。

大御所、森岡弘くんが膝をたたきたくなるヒケツを教えてくれます^^。


まだまだ続く・・・・でございます^^
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by rumicommon | 2008-06-26 21:20 | 女目線で応援するいい男」

U2のBONOに学ぶことーシブサワレターより

毎月メールで送信していただいている、渋澤健さんからのレターをご紹介します。

             ******************************

こんにちは。渋澤です。

米国では、民主党大統領候補がオバマ氏に決まったようですが、実はこれからが本番なのですね。

受けがよいだけで、政策の具体さや経験が欠けるという批判を背負う同氏ですが、
personality(性格)とcharacter(性質)の違いは何でしょう。

大統領候補として、これが今後問われ、11月の結末を定めることかもしれません。


  □   ■   □     □   ■   □     □   ■   □ 

謹啓 ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

独裁者は現状の秩序に背く民衆の行為をRebellion【反乱】と呼びますが、
民衆はRevolution【革命】だと叫ぶでしょう。

視点を変えると、同じ事実でも名称が変わるのです。
ノーベル平和賞の候補として3回名前があがったポール・デービット・ヒューソン先生いわく、
Rebellionとは「Doing unexpected things,with unexpected people」想定外の行動を、想定外の人達とやることであると。

無名の学者だと思われるかもしれませんが、このヒューソン先生は、実は「ボノ」という通称で知られている世界的に著名なロック・バンド、U2の歌手です。

私が大学四年のとき、彼らの音楽を初めて聞きましたが、ボノのボーカルとメンバーのギター、ベース、ドラムズの独特な響きが、25年後になっても未だ心に残っています。
当時でも彼らの音楽はまさにRebelliousでありました。

なぜ、自称Rebelが「先生」なのかというと、ボノはアフリカの貧困問題に取り組んでいる活動家であり、5月下旬に開催されたTICAD(アフリカ開発会議)での基調講演のために来日した際に、
同氏の長年の功績を慶應大学が表彰し、名誉博士号を授与しました。
式典の後には、満員になった大学の大ホールで、エチオピアの難民キャンプでの話等、貴重な体験談を学生たちに混じって聞きました。

病に負われ餓死寸前の幼い子に薬を与えましたが、最近ボノの手元に送られてきた写真にはその子が母親となって笑顔で自分の子供と写っていました。

また、息子への愛情と誇りに満ちた父親が、子供がキャンプに残れば命が危ういので「帰るときにどうか一緒に連れて行ってくれ」という願いに応えることができず、その子がその後どうなったか気がかりだと、言葉を詰まらせる場面もありました。

パッションに溢れる素晴らしい話でした。若者たちの心に響き、一生忘れられることのないメッセージが彼らの胸に残されたのはないでしょうか。
そのボノいわく、New Japanの変化の「アタラシイ・カゼガ・フク」と。

前回、2006年のツアーで来日した際に新しい時代の兆しを感じ、特に若い日本人への期待を込めて発した言葉のようです。
I believe in this country

そして世界は貴方たちの活動を必要している。

境界線を感じることなく、同時に母国に誇りを持つ日本を築いてくれと何回も若者たちに訴えました。

その数日後に世界における日本について考える国際円卓会議に参加しましたが、
ここではボノとは異なる印象を持つ外国人が多いと感じました。

海外のメディアなどの一般的イメージは「Nothing is working in Japan」、
つまり、壊れている日本であります。

確かに、ねじれている国会、閉鎖的な会社経営、社会保障など多くの社会問題、
そして悲惨な事件など、枚挙にいとまがありません。

しかし、海外から帰国するとホッとする最近の自分に気づきます。
その理由は、It worksという安心感に包まれるからです。
アメリカのような先進国でもあっても故障や遅れやが目立ち、海外ではしょうがないと思うレベルのサービスや応対は、日本では許せない水準です。

そういう意味では、日本の問題は、ワークしない社会ということではなく、逆に良くワークすることではないでしょうか。

もちろん、色々な問題があることは知っていて、不安がよぎることは間違いありません。
しかし、ほとんどの日本人が大きな不便を感じることなく、基本的に豊かな日常生活を送っています。

もちろん、それは今の状況であります。
問題を放置すれば、いずれ日本社会は「ワーク」しなくなり、私たちの豊かな生活が維持できないことはあきらかです。

数年前までは一人当たり経済生産がトップクラスであった日本ですが、2006年には18位まで急落しています。

しかし、日々の生活の現状がワークすると満足する国民が、自分達の現状と将来への不安を日々に感じなければ、どの国であっても「変化」を起こすことは大変なことです。

また、この状態のことは良く言えば「満足」かもしれませんが、実態は「無関心」に近いのかもしれません。

自分達の身近にいる違う人たち、あるいは遠いところの人たちに関心を抱かない国民が集まる社会の将来は明るいはずがありません


ボノは、自分にとっての最大な「敵」は、自分の無関心であると言っていました。
事なかれ主義の自分を無風地帯の日々から救ってくれたのは「音楽」であると
私たちの「音楽」は何になるのでしょうか。


ボノは、1960年生まれです。また、「チェンジ」という旗を振り、
インターネットを通じで小口の献金という基盤の新たな形で有権者を発掘し、
米国政治の旧来の秩序を覆したオバマ候補は1961年生まれです。
彼らは、団塊の世代・ベビーブーマーという「トレンド・メーカー」世代の後に生を受けて、
「このままではヤバイでしょ」と感じ、行動し始めている「チェンジメーカー」世代の先導者です。

1961年生まれの私にとって大変心強い存在です。

ボノが言うように、想定外のことを起こそうとすると、世論は従来の秩序への反乱として警戒し、考え方に欠陥があると決め付けてしまう場合さえあります。

ただ、先輩世代が築いてくれた「ストック」を食いつぶすようでは、
将来への持続性がないと危機感を感じている世代の一部がリスクを取ることに積極的になることは、
次世代への「キャパシティ・ビルディング」、
つまり、能力生産を築く土台のリターンのためであるということに社会が理解し、
応援してくれることを期待したいです。


 □ ■ 付録: ブログ「渋沢栄一の『論語と算盤』を今、考える」から ■ □ 
          (http://blog.livedoor.jp/shibusawaken/)


          
 
          「青淵百話」元気振興の急務


       頃日来社会の上下一般に元気が銷沈して、
   諸般の発達すべき事柄が著しく停滞し、来たやうである。

     これは要するに社会が稍々秩序的になつた共に、
   人々が何事にも慎重の態度をとるやうになって来たから、
   其の余弊として斯の如き現象を見るに至ったことであらう。

     其の日其の日を無事に過されへすればそれでよい
     といふ順行のあるのは、国家社会にとつてももっとも
           痛嘆すべき現状ではあるまいか。

      我国の有様は、是迄やり来た仕事を大切に守って、 
          間違いなくやつて出るといふよりも、
            更に大に計画もし、発展もして、
      盛んに世界列強と競争しなければならむのである。

        老人から見てさへも満足の出来ない程に
          現代青年が無気力であるのだから、
          余は反対に老人側から見たる青年が、
        むしろ危険と思はれる位に活動的になることを
              希望して止まぬのである。

    危険と思はれる位と謂うても、余は敢えて乱暴なる行為や、
           投機的事業をやれと進めるものではない。
  堅実なる事業に就て何処までも大胆に、剛健にやれといふのである。
          現代青年が無気力であるのだから、
          余は反対に老人側から見たる青年が、
        むしろ危険と思はれる位に活動的になることを
              希望して止まぬのである
    
      
        危険と思はれる位と謂うても、余は敢えて乱暴なる行為や、
           投機的事業をやれと進めるものではない。
  堅実なる事業に就て何処までも大胆に、剛健にやれといふのである。



この言葉は、栄一が大正時代に残したものだと思います。
当時の若者は、その後の戦争で悲劇を体験し、
結果として、日本の復興に貢献した元気振興の世代として歴史に残りました。
彼らが築いた豊かな日本社会で暮らす現代世代は、彼らから見たら無気力に見えるでしょう。どの時代でも新世代はそう映るものかもしれません。
ただ、悲劇なき、元気振興になるには、今の世代が「危険と思われる位に活動的になる」
、つまりリスクを取ることが急務であるということを示唆しています。
リスクを取る理由はひとつだけ。リターンを得て、豊かな社会を現世代から次世代へとつなげることです。

   謹白
                      平成20年6月6日

                      渋澤 健      
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by rumicommon | 2008-06-08 04:20 | 女目線で応援するいい男」

女目線でいわせてね^^ モテる男の当り前の条件

久しぶりの更新です。

今回も、男もはまる自分磨きの続きです。


ちょっと話題が古いですけれど、サルコジ氏、3度目の結婚相手は、よりにもよって、
イタリアの名家出身のスーパーモデル、カーラ・ブルーニでしたね。

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あのオナシスだって、エレガントなオペラ歌手、マリア・カラスの心を鷲づかみにしちゃっただけではなく、ジャッキーの妹リー、そして最後は当時、世界で最も高値の花と考えられていたジャッキー・ケネディと結婚してしまいました。

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いわゆるモテる男、いつもいい女が切れ目なくそばにいる男が、
背が高いとか、見かけがいいとは限らないということに関して、
わたしが何行も費やして証明する必要はなさそうです。

あなたの身の回りにもいませんか?
髪の毛だって相当薄くなっているし、最近はややおなかも出っ張りぎみ。
でもすごくきれいで、出来た奥さまが彼を見放す様子はまったくなさそうで、
しかも銀座なんか行くときれいどころの女の子たちにもモテる。

「そんな彼らにはパワーやお金に裏付けられた自信があるでしょ」って?

でも、お金も仕事もないのに、女がどうにも離れられなくて深みにはまっていっちゃうようなヒモタイプの男だって古今東西、探すのは簡単です。
しかも信じられないようないい女が貢いだりしちゃってるでしょ。

こういう男って、共通したある条件を満たしていることに、ある日突然!気が付きました。

Sexに秘訣があるって?
違うと思うわ~。
だって、Sexほどその人によって趣向や求めるものが違うものもないし、何より相性の問題だから仮にA子さんによくても、B子さんは全然評価しないってこともあってまさに十人十色。

では一体何なのかというと、

あまりに当たり前すぎて、思いっきりブーイングが来そうなんですが^^;

モテる男は、みんな「女好き」

考えても見てください。
サウスビーチに行くたびにわたしが感じること、
街にはすごく体のきれいなゲイの男の子があふれていて、ビーチに行けば裸同然で寝そべっていたりするわけです。
でも、彼らがセクシーだと感じたこと、わたしは一度もないのよね。
それはなぜかというと彼らにとってわたしは、その辺に生えている草も同然。
壁と言い換えてもいいかも。つまりそこにあることは分かっていても目に入らないというか、興味の対象にならない。

こちらもそれが分かっているから、お互いに目と目の火花が散るとか、
胸騒ぎがし、何かが起こりそうな予感がすることもないから、自分とは無関係なきれいな人というだけ。

そう彼らはどんなに素敵でも「女好き」じゃないから女にとっていい男の対象にはならないわけです。

でも、女好きといっても、やたら「ギラギラ」した視線を隠そうともせず下から上に這わせるような男という意味ではありません。

また、英語でいうWomanizer、つまり女を主に性交渉を持つための相手としてだけ「好き」で、ある特定の女性と長期間にわたる精神的なつながりがうまく持てないような男も、女は最終的には見切りをつけるはず。

結構キャバクラなんかに通っているのに、
「でもキミとキャバクラの女の子じゃ格が違うんだよ」
というような発言をする男もわたしのカテゴリーではWomanizerに気が生えたような存在です。

そういう男は心のどこかで女全体を卑下して見ている。
キャバクラに勤めているというだけで女を見下すだけでなく、
自分よりうんと学歴が高かったり、収入が高い女が現れると、
屈折した自尊心と上手く折り合いがつけられずに、別の理由をこじつけて「女じゃない」とか「可愛くない」とかって逆差別するってことはないでしょうか。

わたしのいう「女好き」の男は、フェミニストとしての「女好き」。

もっといえば、女なら子供でもおばあちゃんでも、
どんな職業についていてもみんな分け隔てなく好き。
基本的にだれにでもつい親切にしてしまうサービス精神が身についていて、
重いものを持っている女を見ればつい助けてあげたくなり、
キラキラ光るコスメに夢中になっている姿を見て、
「女って単純な生き物だなぁ、でも可愛い」と思え、
どうして「こんなくだらないものにお金を使っちゃうんだろう」と思いつつ
仕方ないか、とある程度は眼をつぶり、
「彼女にはいいようにパシリに使われているだけかもしれないぞ」と疑心暗鬼になりつつ、
でも、まいっか、この時間は楽しいんだしと思える、
基本的にそんな部分があるような気がするんだけど、いかがでしょうか。

e0136254_11244467.jpg
ストリッパーだってシングルマザーならサポートしちゃうって?


だれの本だったかどうしても思い出せないんだけど、
何かで読んでいてこの女性著者、鋭い!
きっと彼女自身がモテる人に違いないと確信したのは、
「モテる女って、男なら宅配のお兄さんであろうがだれであろうが、基本的にみんなが自分に親切にしてくれると信じている」というステートメントを読んだとき。

そこなんです!
その女がモテるのも全く同じ理由で偏見なく「男が好き」だから。
極上の曇りない笑顔をふりまけるのも、可愛くありがとうと言えるのも、
まっすぐな気持ちで好きだからこそ。

反対に、絶対に騙されるものかと妙にガードが堅かったり、
男の言葉の逐一の裏側ばっかり読もうとする女って結局男に不信感を持っているからモテるはずがない。

同様にモテる男って、おうおうにしてあっけらかんと、駆け引き抜きで女が好きってタイプが多い気がするのです。

好きこそものの上手なれっていうけれど、だからこそ、女と仲良くするのも上手だし、
嫌な面も上手く目をつぶって許せる。

世の男性のみなさ~ん^^
わたしたち女って可愛い生き物ですよ~。
学歴、収入、職業、全然関係なく、みんな男を頼りにしたいのよ。
そして、頼りにもされたいの。すっごくされてみたいの~^^

愛すべき存在なの。
どうぞそこんとこよろしくご理解くださいませ~^^
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by rumicommon | 2008-05-07 10:34 | 女目線で応援するいい男」

えっ、男も自分磨きの罠はまるの?

インターネットもいいけれど、やっぱり本や新聞を手に取ったあの感触いいですね^^、

それにあの本や雑誌の独特の匂い。たまらない。笑

ファッション・デザイナーの山本 耀司さんも古本の匂いがお好きだったとか。


わたしも、そしてどうやら娘も同じみたい。

好きな場所で紙に触れながら読める感覚が好きで、毎日目を通すのが、

New York Times, Wall Street Journal、New York Sun,

そしてサテライト版の日本の新聞。

日経新聞で今連載中の扇千景さんの「私の履歴書」すごく面白いですね。

こんなに魅力とカリスマ性のあった方だったのね^^ とわくわくしながら読んでいます。



そして今日、興味をそそられたのは、これまたいつも楽しみにしている中野香織さんの「モードの方程式」

タイトルは「幸福の基準」のわな

なんだか、わたしが書いた本の書き下ろし部分、「向上心と自分磨きの罠」(自分磨きにはまってしまうと逆に幸せから遠ざかる理由を分析してみました)を彷彿とさせる内容なのです。


読んでいくと、自分磨きの罠に、なんと男もはまり、社会問題化しているというお話。


それは特別な専門用語まであり、

「アスレティカ・ネルヴォーザ/Athletica Nervosa」というらしい。

最近とみに増加したメンズファッション誌の美しい(男)モデルを目にすることで、

(男性が)自分の体が間違っているのではないかと不安にとらわれ、過剰なまでにボディ作りに励んでしまうことだそうです。


そして専門家によると、

デート相手のいない男のほうが、自分に自信が持てない分、

この罠にはまる傾向にあるのだそうです。



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わたしが通っているジムのHPより ↑


わたしは中野さんの書かれたこの部分を読んで特に考えてしまいました。

虚構のライフスタイルのなかの美や幸福に魅せられ、

そこに手が届かないのは、自分に落ち度があると思いこみ、

理想に近づくべく自分磨きに励む結果、

ますます現実の幸福から遠ざかり・・・・というスパイラルがほの見える。



そしてこれが、おしゃれでステキなんだけどシングルという男女が増えている理由と無縁でなさそう、と締めくくっておられます。



これをニューヨークに場所を移すとどうでしょうか。

多分、この症候群に一番はまっちゃう傾向にある男性は、ゲイの方たちではないかしら。

ニューヨーク、

そしてサウス・ニューヨークといわれるマイアミのサウスビーチなんかに行くと、

ビーチで自慢の裸体をさらしている彼らたち、そりゃもう本当にきれいです。

体中の毛という毛はきれいにワックスで脱毛し、

しなやかでほどよい筋肉、にきびなど生まれてから死ぬまで縁がなさそうなきれいな肌。

ほどよく日焼けし、汚いしわとかもないよ~。

では、一般の男たちはどうでしょう。

確かにセルフエスティームの高そうな男たちは、どんなに忙しくてもジムに通ったり、

何がしかの運動の時間は作っているようだけど、

脅迫観念に駆られて、まさにオブセッション、という言葉がふさわしいほど体つくりに励んでしまうというのはあまり聞きません。

アメリカに住んでいると、自己訓練も勤勉も努力も、

ただストイックにこなすなんて考えられないことかもしれません。

学業だってスポーツだって、仕事だってどこかに遊びがあったり、楽しみにがなければ続かない、多くの人がそう思っているはずです。

それは女たちの間に極端な自分磨きの流行が生まれないのと同じかもしれません。


でもね、もっと締まったきれいな体に鍛錬しなくてはモテないとお思いの貴男、

誓ってもいい。
女が本命くんに望んでいることはそんなことじゃないよ。

女にモテる男の条件って、ある一つの価値基準に基づく外見じゃないし、
財産や年収の多さとか、学歴とかでもない。

一番核心をなすことはそんなことじゃない。

だって、よくこんな女の子の会話聞いたことありませんか?

「彼ね、某一流企業に勤めていて、年収も円で9桁。学歴も身長も高いし、いい人なのよ~。こんな彼を好きになれればどんなにわたしの人生とんとん拍子に運ぶことか・・・でも、どうしてもダメなのよ><;」

または、

「わたしの彼もう最低なの。また浮気よ。これが初めてじゃないのよ。でもやっぱり彼がいいの~><;」


健康のためには、適度なエクササイズは大切。

でもそれも程度の問題。

それより、部下や同僚の女の子たちにステキで尊敬できるといわれ、

いい女ともだちに恵まれ、

いい恋愛を長期間持続できたり、いい結婚生活を長く送っている男はみんなこんな、

「な~んだ」

「そんなこと・・・・」

と言われちゃうかもしれない共通点があると、わたしは思います。


続く
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by rumicommon | 2008-04-20 09:01 | 女目線で応援するいい男」

元NY知事の高級娼館通いを代弁する「男の本音?」

今回は、急きょ、予定を変更し、

元NY知事エリオット・スピッツァー氏が辞任するきっかけになった、

高級娼館通いの背景、

女にとっては理解することも許容することも難しい「男の下半身」について

女として、少しでも理解する努力ぐらいはしてみようと、

通称「社交界のテロリスト的エッセイスト」タキによる著書、

「ハイライフ」の中で、

彼の視点で書かれているマダム・クロードの館についてご紹介します。



タキ氏は、1937年ギリシャ生まれ、つまり御年70歳。
祖父はギリシャの元首相、父は海運王。
教育はアメリカのボーディンぐスクールで受けています。
スポーツ万能でスキーはオリンピック選手、
テニスではウィンブルドンなどにも出場。
ポロの選手としても有名で、NYでは西村先生にカラテを習っている。
もちろん、夜のスポーツ、ナイトクラビングもお得意です^^

「ハイライフ」を書かれた頃は、ギリシャではスポーツを、ロンドンではパーティに明け暮れ、NYでは孤独を楽しみ、気が向くとエスカイヤーなどに上流階級のライフスタイルについてコラムを書くというなんとも羨ましい生活を送っていらした模様。


NYでは5番街にお住まいで、
現在の奥様は、オーストリアのハプスブルグに繋がる家柄のプリンセス。
今も政治的なコラムを書いてらっしゃいますが、現在の肩書は「フィランソロピスト」。

でもね、若いときは相当に短気で、むちゃくちゃなこともしてらっしゃいます。

たとえば、若くて美しいけれど、

超嫉妬深かった最初の妻、カラマン公爵令嬢とスイスのホテルの最上階で大ゲンカをし、

怒りの挙句、彼女のスーツケースを窓から放り投げて、

ちょうど下を歩いていたスイスの大統領の頭にもう少しで直撃するところだったといいます。


けれど、老境に入った途端、
これまでの償いをするかのように世の中に尽くしてらっしゃるようです。

よくいますよね、こういう方。

さて、このタキさん、当然といえば当然ですが、

マダム・クロードの顧客のお一人だったようで、

マダム・クロードの娼館についてはこんなふうに書いてらっしゃいます。

「客が帰ると言い出すまではお金のことには一切触れない。いざお金を払う段になってもその受け渡しにはきめ細かい配慮が行われる。特別な客にかぎりツケもきいた」
そしてそこで働いている女の子たちは、

「下積みの女優、ダンサー、中には幸せな結婚生活を送りながら小遣い稼ぎにやっている女性もいた(まるでカトリーヌ・ドヌーブがとびきり美しかった映画、「昼顔」そのものですね)



そして、

後に侯爵夫人の座におさまった美女や映画女優も輩出しています。

タキはマダム・クロードの電話番号を、

ドミニカ共和国のプレイボーイで当時のフランス公使だったルビロザから、

彼のポロチームの勝利にタキが貢献したご褒美に貰います。

けれど、その際、

「いいかい、そこは淫売宿ではないんだ。いつものような無愛想な態度は絶対とらないように!」

と釘を刺されます。

つまり紳士的な態度で臨むように、ということです。


そしてそのプレイボーイ、ルビロザ(*)と彼は、新婚だったにもかかわらず、午後はせっせとマダムのもとに通うわけです。

060.gifルビロザ

最後は酔っ払ってフェラーリを運転中、ブローニュの森で事故を起こし亡くなります。一度目の妻はドミニカの独裁者で1961年に暗殺されたトルヒーヨの娘、2度目の妻はフランス女優、3度目の妻はアメリカの女相続人ドリス・デューク、4度目の妻はバーバラ・ハットン

そしてわたしが、

うっそ~っ

と読みながら突っ込みを入れたくなったのはここです。

ここを訪ねることが幸福な新婚生活に寄与することをルビロザは強調した。たしかにそのコントラストはいい刺激になった。まぁ、いってみれば、冷たいシャワーを浴びた後サウナに入るようなものだった

そしてここの顧客には、JFKを始め、世界的実業家、名士が名を連ねていたわけです

しかし、1974年、ある政治家が妻とマダム・クロードと週末を過ごし、

いわゆる古典的なフランス流3人パーティをやってのけ、

それが元凶となり、ジスカール・デスタンの手でマダムは起訴され、

組織は閉鎖されるのです。

そしてそのタキが、男というものをまったく理解していなかったわたしの頭をハンマーでが~んと殴ったのはここです。


旧大陸(ヨーロッパ)の男たちにとっては、なんでも打ち明けることのできる分別ある妻と、お話などは無縁の金ピカの情婦をもつことはいわば常識である

こら~~っ! 

いい加減にしなさい!!


と、突っ込みを入れたくなるのはわたしだけではないですよね。

「多少偉そうに聞こえるかもしれないが、アメリカを愛する多くの見識あるヨーロッパ人は、アメリカ人を生真面目で世間知らずな存在だと見なしている。が、同時にそれをなによりも愛すべき国民性だとも考えているとも、おっしゃっています。

そして老境にさしかかって、長年連れ添った妻と離婚し、娘より若いイタリア人女性と結婚したヘンリー・フォードを「ひとの情婦と結婚する男は、二重にバカを見る」とおっしゃるの。

同じ大手自動車メーカーの社長でもフィアットのジャンニ・アニエッリは、愛人たちを集団で引き連れてパーティを開いたりしても、最初の妻と最期まで一緒だった、と比較するわけです。

う~ん、わたしとしてはフォードもアニエッリもどっちもどっちだと思うんだけどね。

もしここでスピッツァー事件を持ち出せば、タキさんならこうおっしゃることでしょう。

探せばだれからでも出てくるはずのプライベートな問題のほころびを見つけて、鬼の首でもとったように政治家を引きずり降ろそうとするなんて、いかにもご清潔なアメリカ人らしいやり方だ


タキの本って男の本音が時には辛辣なユーモアを交えて書かれていて、ある面痛快だけど、
女にしてみれば「あんたね~」、と言いたくもなります。





「ハイライフ」ちょっと古いけど、ニューヨークやロンドン、パリをよくご存じの方は楽しめるのではないでしょうか。

何より、男の本音を忌々しいと思いつつも学んでみようじゃないの、と思う女性の方にはお勧めです。

途中で呆れて本を投げ出してしまったとしても、それも納得。

でも、わたしたち女がつきあっていかなくてはいけない男がそこには描かれているように思います。


よくも悪くも。


ただ、最後に一言だけいいたい。

子供、特にお嬢さんがいらっしゃる貴男なら、

一生後悔したり、お嬢さんを傷つけるようなことだけはしないで。


072.gif参考文献

ハイ・ライフ (知恵の森文庫)

タキ / 光文社


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by rumicommon | 2008-03-23 10:34 | 女目線で応援するいい男」

海外でしょぼんとなるなんてナンセンス

日本ではどこに行っても堂々としていて、カッコいい彼、
なのに一歩海外に出るとなんだかしょぼんとした印象。

彼がこんなふうになっちゃうと女子としては悲しくなっちゃいますね。

これって、きっと原因は劣等感じゃないかとわたしは思うのですがいかがでしょうか。

英語が話せないから、

その場面では最高の自分が発揮できないという思い込み(劣等感)で、つい引いてしまう。

中には身長など体格的な劣等感ゆえということもあるかもしれません。


または、勝手に自分は差別されているに違いないという被害妄想から萎縮してしまうということもあるかもしれません。

夏目漱石は、ロンドンに留学中、当時のイギリス人にはほとんどなかったアバタが顔にあったため劣等感につながり、最後は神経を病んでしまいます。


この種の西洋人に対する潜在的な劣等感というものは一体いつから多くの日本男児の中に根を生やすようになったのでしょう。

考えても見てください。
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あの渋澤栄一氏は、150年以上前、鎖国が解けてすぐのころ、

もちろん日本&日本語以外の知識はまったくないまま、

最後の将軍の弟を連れてパリに長期滞在したのですが、

その時、ご自身の身長を気にした様子もなく、

またフランス語が話せないからといって萎縮することもなく、

フランスきっての軍人と財界人を友人とし、

またたくまに未知なる飲み物コーヒーが大好きになり、

借りていたアパートの家主のマダムには、あっぱれなユーモアをかまし、

一方、株式操作や会社組織など、まったく新しい経済について学び、

滞在中には実際に株を購入しかなりの財産を築き、

利害が合わない別藩からイギリスに留学したものの、資金が尽きて困っていた日本人たちの旅費まで太っ腹で払って一等船客として帰国させてあげてしまったのです。

岩倉具視視察団だって最初はちょんまげ袴姿で海外におなりあそばしたにも関わらず、だいたいにおいてどこに行っても尊敬の念をもって丁重に扱われたといいます。

そう、少なくとも幕末の偉人たちは海外で全然しょぼんとしてなかったのよ。

つまり・・・・日本男児は海外でしょぼんとする必要なんて今だってないのでは。

ただ、日本男児に海外でも同様にカッコよくいていただくためには、ご自身が感じる劣等感を排除していただくことは急務なのかもしれません。

身長? 関係ないって。

ニューヨークにはわたしより(164cm)低い男子たくさんいますよ~。

あのフランス大統領、猿誇示、おっとわたしのワープロったら悪戯が好きみたい(^^;)サルコジ氏だってイタリアの名家出身のスーパ・モデル、カーラ・ブルーニと結婚しちゃったけど、身長はわたしと同じよん。あ、彼は英語だって下手くそ。

差別? 今時、それをむき出しにするポリティカリー・インコレクトな人は、そっちが無教養であってそんなの気にする必要なしです。それにこういうことには鈍感なほうがいいのです。

もちろん、英語ができなくたって、とりあえず萎縮したり、元気がなくなる必要はまったくないけれど、ここで英語がある程度モノにできれば、いきなりかなりの飛躍ができるのは間違いのない事実でしょう。

というわけで、

もし、貴男が海外でも勝負をかけようと思うなら、

「英語」は避けて通らないで、やっつけたほうがいい障害物かもしれません。

えっ? 絶対無理だって?

大丈夫。絶対そんなことないって。

次回は、それを証明するからぜひまたおこしくださいませ^^

いつもありがとうございます。
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by rumicommon | 2008-03-11 09:17 | 女目線で応援するいい男」


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