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えっ、男も自分磨きの罠はまるの?

インターネットもいいけれど、やっぱり本や新聞を手に取ったあの感触いいですね^^、

それにあの本や雑誌の独特の匂い。たまらない。笑

ファッション・デザイナーの山本 耀司さんも古本の匂いがお好きだったとか。


わたしも、そしてどうやら娘も同じみたい。

好きな場所で紙に触れながら読める感覚が好きで、毎日目を通すのが、

New York Times, Wall Street Journal、New York Sun,

そしてサテライト版の日本の新聞。

日経新聞で今連載中の扇千景さんの「私の履歴書」すごく面白いですね。

こんなに魅力とカリスマ性のあった方だったのね^^ とわくわくしながら読んでいます。



そして今日、興味をそそられたのは、これまたいつも楽しみにしている中野香織さんの「モードの方程式」

タイトルは「幸福の基準」のわな

なんだか、わたしが書いた本の書き下ろし部分、「向上心と自分磨きの罠」(自分磨きにはまってしまうと逆に幸せから遠ざかる理由を分析してみました)を彷彿とさせる内容なのです。


読んでいくと、自分磨きの罠に、なんと男もはまり、社会問題化しているというお話。


それは特別な専門用語まであり、

「アスレティカ・ネルヴォーザ/Athletica Nervosa」というらしい。

最近とみに増加したメンズファッション誌の美しい(男)モデルを目にすることで、

(男性が)自分の体が間違っているのではないかと不安にとらわれ、過剰なまでにボディ作りに励んでしまうことだそうです。


そして専門家によると、

デート相手のいない男のほうが、自分に自信が持てない分、

この罠にはまる傾向にあるのだそうです。



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わたしが通っているジムのHPより ↑


わたしは中野さんの書かれたこの部分を読んで特に考えてしまいました。

虚構のライフスタイルのなかの美や幸福に魅せられ、

そこに手が届かないのは、自分に落ち度があると思いこみ、

理想に近づくべく自分磨きに励む結果、

ますます現実の幸福から遠ざかり・・・・というスパイラルがほの見える。



そしてこれが、おしゃれでステキなんだけどシングルという男女が増えている理由と無縁でなさそう、と締めくくっておられます。



これをニューヨークに場所を移すとどうでしょうか。

多分、この症候群に一番はまっちゃう傾向にある男性は、ゲイの方たちではないかしら。

ニューヨーク、

そしてサウス・ニューヨークといわれるマイアミのサウスビーチなんかに行くと、

ビーチで自慢の裸体をさらしている彼らたち、そりゃもう本当にきれいです。

体中の毛という毛はきれいにワックスで脱毛し、

しなやかでほどよい筋肉、にきびなど生まれてから死ぬまで縁がなさそうなきれいな肌。

ほどよく日焼けし、汚いしわとかもないよ~。

では、一般の男たちはどうでしょう。

確かにセルフエスティームの高そうな男たちは、どんなに忙しくてもジムに通ったり、

何がしかの運動の時間は作っているようだけど、

脅迫観念に駆られて、まさにオブセッション、という言葉がふさわしいほど体つくりに励んでしまうというのはあまり聞きません。

アメリカに住んでいると、自己訓練も勤勉も努力も、

ただストイックにこなすなんて考えられないことかもしれません。

学業だってスポーツだって、仕事だってどこかに遊びがあったり、楽しみにがなければ続かない、多くの人がそう思っているはずです。

それは女たちの間に極端な自分磨きの流行が生まれないのと同じかもしれません。


でもね、もっと締まったきれいな体に鍛錬しなくてはモテないとお思いの貴男、

誓ってもいい。
女が本命くんに望んでいることはそんなことじゃないよ。

女にモテる男の条件って、ある一つの価値基準に基づく外見じゃないし、
財産や年収の多さとか、学歴とかでもない。

一番核心をなすことはそんなことじゃない。

だって、よくこんな女の子の会話聞いたことありませんか?

「彼ね、某一流企業に勤めていて、年収も円で9桁。学歴も身長も高いし、いい人なのよ~。こんな彼を好きになれればどんなにわたしの人生とんとん拍子に運ぶことか・・・でも、どうしてもダメなのよ><;」

または、

「わたしの彼もう最低なの。また浮気よ。これが初めてじゃないのよ。でもやっぱり彼がいいの~><;」


健康のためには、適度なエクササイズは大切。

でもそれも程度の問題。

それより、部下や同僚の女の子たちにステキで尊敬できるといわれ、

いい女ともだちに恵まれ、

いい恋愛を長期間持続できたり、いい結婚生活を長く送っている男はみんなこんな、

「な~んだ」

「そんなこと・・・・」

と言われちゃうかもしれない共通点があると、わたしは思います。


続く
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by rumicommon | 2008-04-20 09:01 | 女目線で応援するいい男」

週刊NY生活 マダム蒋介石のNYの住まい

数年前、蒋介石夫人が亡くなり、

彼女が長年、ひっそりと暮らしていたニューヨークの邸宅が、

ほどなく売りに出された。

蒋介石夫人の美齢は、あの有名な財閥の宋三姉妹の三女。

長女靄齢は財閥、孔祥煕へ、次女慶齢は革命家、孫文に嫁ぎ、




「ひとりは金を愛し、一人は権力を愛し、一人は中国を愛した」といわれる有名な美女三姉妹

蒋介石夫人のアパートは、10 Gracie Squareにあった。

(84丁目をイースト・エンド街からイーストリバー沿いに入ったところ)。

(左から 宋三姉妹。三女、蒋介石夫人の美齢、長女、財閥に嫁いだ靄齢、次女、革命家孫文に嫁いだ慶齢)

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 ビルの9階と10階両フロアーからなる1万スクエアフィート(千平米以上)のアパートに一歩踏み込むと、空気が長年そこで停滞していたような、古い家独特の匂いがふっと鼻腔をくすぐる。




部屋数は18、ベッドルームは7部屋、バスルームは8、メイズルーム(使用人用の小さな部屋)は四つ。

 イーストリバーを眼前に臨む天井の高い(11フィート)リビングルーム、そして二十人着席の食事も可能なダイニングルーム、ライブラリー、そしてキッチンは、自宅で大勢のゲストを呼んで正餐を開くことに備え、プロのシェフが五、六人いても動きやすいレストランの厨房ほどもある桁外れの大きさだった。




 ビルが建てられたのは1930年。

その時代の上流階級のライフスタイルに合わせ、執事の銀器収納部屋(パントリー)があり、主人は召しかかえる使用人と家の中ですれ違う必要がないように、それぞれの廊下が別々に存在する。




 蒋介石が亡くなった1975年以降は、このだだっ広い邸宅に、数人の使用人に囲まれてさびしく暮らしていた美齢。

 晩年は邸内の階段の上り下りも苦労だったのだろう。

亡くなる十年ほど前、アパート内に、大人が二人やっと乗れる程度の小さなエレベーターをつけた。  

わたしが訪れたときは、家具はまだそのままで、そこかしこに、彼女を彷彿とさせるものが残されていた。




ただ、十数年、彼女が新調したものは何ひとつなかったことを証明するかのように、すべてのものが、色褪せ、薄く埃をかぶっていた。

かつて奢った栄華ははるか昔の思い出としてお蔵入りさせ、封印した過去を反芻しながらひっそりと生きていたことが伺いしれるような寒々しいお屋敷だった。




ビルの裏通りの反対側にある女子校ブレアリーの玄関が見える主寝室には、美齢が三十代のころの美しい肖像画がかけられていた。

 いくつもの部屋は、一歩も足の踏み場がないほどの書類の山。

その部屋の一つで、三人の中国人の老人が、山積みになった書類に目を通していて、わたしたちの存在に気づくと、老眼鏡ごしに、じろりと視線を向けられたことが忘れられない。 




その老人のひとりは、蒋介石の総司令官でもあり、翌年には蒋介石の後を追うように亡くなった、高級ウエディング・ドレスデザイナーのヴェラ・ウォンの父親だったのではないか、とひそかに思っている。


(参照までに)
いつもお世話になっている日向清人先生(日向清人のビジネス英語雑記帳)が、蒋介石夫人の英語のスピーチを見つけてくださいました。

日向先生ありがとうございます。
とても力強いスピーチですね。完璧なパブリックスピーカーという感じです。

072.gif参考文献

宋姉妹―中国を支配した華麗なる一族 (角川文庫)
伊藤 純 / / 角川書店
ISBN : 4041954266
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by rumicommon | 2008-04-15 11:29 |  ー蒋介石夫人

週刊NY生活 Sex and the CityーMr. ビッグの暮らした住まい

マンハッタンのあちこちでロケが行われていた、

大人気を博したドラマ「Sex and the City」の映画の封切りももうすぐ。

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わたしも、パークアベニュー70丁目代のCoopの前で撮影隊と野次馬がごったがえしているのを見かけた。

映画のハイライトは、サラ・ジェシカ・パーカーが演じるキャリーの結婚式シーンで、それはブライアント・ホテルの前で行われたらしい。

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ここで気になるのはキャリーの結婚相手。

どうやらミスタービッグらしいのだけど、最後にはこんな場面が用意されているらしい。

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このドラマの中でのミスタービッグの役どころは、体も収入も大きいセクシーでサクセスしている男。まさにキャリーの理想の男性ということになる。

そしてその彼がドラマの中で住んでいたのは「マディソン街82丁目」。

この付近でビッグが住むにふさわしいビルといえば、PS6の前にある東82丁目45番地ということになる。

このビルは小さいユニットでもクラシックセブンという、リビングルーム、フォーマルダイニングルーム、寝室が三つ、メイドルームが一つ、そしてキッチンからなる2千5百スクエアフィート(約230平米)、大きいほうのユニットだとこれにライブラリーやメイドルームがもうひと部屋加わり8~9部屋となる。

ユニークなのは、このCoopはちょうど裏側に続く東83丁目40番地というビルにロビーでつながっていること。こちらは一番小さい部屋がクラシックシックス。つまり寝室がセブンよりひと部屋少ない二つとなる。

このビルには、数年前までイサベラ・ロッセリーニが暮らしていた。

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高層階にある八部屋からなるアパートを所有されていた。

以前は朝、ノーメイクで気軽に犬と散歩をするリラックスした彼女をよくお見かけした。

けれど、このアパートは一人暮らしには大きすぎると感じられたようで、

最終的には、アッパーウエストのセントラルパーク近くにある、広大なテラスがあるとはいえ、ワンベッドルームのアパートに引っ越された。

プレステージの高いビルからウエストサイドの小さなアパートへ、さばさばとした面持ちで越して行ったイザべラという人がわたしは昔からとても好きだ。


・この記事は、昨年週刊NY生活の連載「NYビルディング万華鏡」に連載されたものに一部手を加えたものです.
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by rumicommon | 2008-04-08 07:02 |  ーSATCのMr.Big


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