チャールストンの次の目的地はジョージア州のサバンナでした。

夫くんが綿密にプランしてくれた南部ロードトリップ

ここは、わたし的には風と共に去りぬのイメージです。

本来は風とともに去りぬの舞台はアトランタで、続編ではチャールストンですけれど。


旧市街には南北戦争以前馬車で生活していた頃のままの建物が多く残されています。

馬車の時代は道路が舗装されておらず道はぬかるみや馬のフンがいっぱい。



そのため、建物の入り口はパーラーフロアといい階段で上ったメザニンレベルに入り口があります。

今もそのような建物がたくさんあります。

気候は冬も温暖です。ただし、6月ともなると夏日和です。

光の強さは、建物に映し出される椰子の木影の深さが物語っています。
サバンナでは普段は冷房嫌いな夫とわたしも冷房なしではどうなっていただろうと思うほど肌にジリジリくる暑さでした。

ただし、肩を出したまま室内に入ると体を壊しそうな冷房にやられます。







とても美しい緑のトカゲちゃんを発見。

南部の人がなぜ黒い服を着るニューヨーカーを

怪訝に思うかその理由がわかりました。

この暑さの中黒を着ていれば

熱中症候補間違いなし。

帽子も必需品です。

加えて室内は冷蔵庫のように寒いところが多いので

肩に羽織るものも必要です。

旧市街は南北戦争以前に区画されました。


数ブロックごとに広場があります。旧市街だけで２２もの広場があるんです。





街角のレストランはどこも洗練されています。こちらはテラス席にお花の代わりにローズマリーを瓶にさしていました。



観光客向けに馬車も走っています。
チャールストンでは一頭の馬が重そうにキャリッジを引いていました。
こちらでは馬車には馬が２匹。オーナーの思いやりを感じました。




立派な鉄門の隙間から見える邸内。

教会がとても多いのも特徴です。

イギリスの植民地時代の名残か

旧市街ではカソリック教会も

ユダヤ人のシナゴグも見かけません。

全てがアングロ系です。

ある邸宅の電気メーターボックスには周囲の景観とマッチするようにメタルの上に煉瓦のペイントが。

ここからは南北戦争以前に建てられたマーサー・ウィリアムズ邸（Mercer-Williams House）

フランス人の父とハイチ人の母の間に生まれた

フランシスさんが貿易で財を成して建てた家です。

天井のメダリオンはオリジナルではないのですが

1860年代当時のスタイルのものだそうです。

置いてあるものは全て同年代のアンティック

ピアノは

きちんと調律されていました。

ピアノの上の壁にかかる絵を見て

つい、クスッと笑ってしまいました。

美術館で大家の絵を見慣れた目には

素人っぽさが可愛らしくて。

ピアノの中にも目を奪われました。

仕事を抱えながらの旅は

目線までも駆け足になってしまうのが

我ながら残念！

いつかまたゆったりした気持ちで訪れたい場所です。

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