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パリ、永遠の聖域

パンデミック前にパリで

i phoneで瞬間を捉えた

スナップ写真が出てきました。

(わたし自身のインスタグラムより転載)





パリ、永遠の聖域_e0136254_23374539.jpg
フランス人とアパートをスワップしていた
モンマルトルの最寄駅
ニューヨークではスカートを履いている女性を
あまり見ることはありません。笑




パリ、永遠の聖域_e0136254_23413773.jpg
よく映画の舞台になりますよね。
「アメリア」にも出てきましたっけ。





パリ、永遠の聖域_e0136254_23374571.jpg

パリ、永遠の聖域_e0136254_23374671.jpg


ニューヨークではあまり見かけないタイプの
エルメスのバッグを持っているのもパリならでは?
パリ、永遠の聖域_e0136254_23374636.jpg



二人乗りでバイクで颯爽とやってきて
ヘルメットを取った二人
パリ、永遠の聖域_e0136254_23374680.jpg


サンジェルマンの教会の前で
何かイベントがあったようです。
クラシックカーから登場した女性は
装いもクラシックでした。
教会に行くからでしょうね、
生足ではなく
ストッキングを履いてらっしゃるのは。
パリ、永遠の聖域_e0136254_23374651.jpg

ニューヨークに33年住んでいても

パリは特別な街。


初めてパリを訪れたのは大学生の頃。

もう45年も前のことだなんて。汗




以来、仕事の出張も計算すれば

20回以上は行っているはず。

それでも何度行っても

相変わらずエトランゼである自分を感じます。


それは日本人が

欧米人が何年日本に住んで

言葉が堪能になっても

「ガイジン」と区別するのに似ているのかも。






パリの人は不親切だ

いつも不機嫌な顔をしている

観光客をバカにしている

そんな言葉を耳にしていたので

初めて行った時は

憧れと背中合わせに

「わたし太刀打ちできるだろうか」

みたいな、まるで戦いに挑むような

緊張感を持って行ったことを覚えています。




当時、エッフェル塔側のルイヴィトンには

たくさんの日本人客が押し寄せ

呆れた店員さんたちが

商品があっても売ってくれない

そんな時代でした。


けれど、わたしにとってパリは

いつもとても親切でした。




初めてメトロに乗ったものの

乗り換えの時切符が見つからなくて

改札の向こう側で待っている友人たちが

心配そうな顔をしていると



突然若い男の子が

自分の切符をわたしに手渡し

自分はひらりとバーをくぐり抜け

ウィンクを一つ残して

立ち去って行きました。



当時は今と違い

改札のバーは簡単に乗り越えられたのです。



それからエッフェル塔の前で

お上りさんよろしく

写真を撮ろうとポーズをつけていると



どこからか若い男性が現れて

シャッターを切るタイミングで

わたしの横で肩に手を置き

にこりと笑って写真に収まるということも。


そしてやはりいたずらっぽい

笑顔を残して立ち去って行きました。








2019年も親切な人に出会いました。

メトロに乗った時のこと。

電車が到着してドアが開くことを待っていました。

いつものように考え事をしていたのでしょうね。


停車してもドアはいつまで経っても開きません。

そうでした。

パリでは電車によっては

自分でハンドルを握って

ドアを開けなくちゃいけない。



焦っていると後ろからさっと

扉を上げてくれる人がいました。

若い男性でした。

思わず、Thank youというと

英語でYou are welcome と

あの可愛らしいフレンチアクセントが返ってきました。



まあ、この手のことは

ニューヨーカーだってやってくれるでしょう。




でも、

パリでは未だに

男は男らしく、女には親切にし

女は女らしく、優雅に振る舞う

そんなオールドスクールが教える

保守的な美徳が息づいていると感じます。





ファッションも然りです。

女性たちのファッションには

男性の目もきちんと意識した

エレガンスが宿っている。



ニューヨークに長く住んでいる目には

この美徳が廃れずに

そこかしこに残っていることに

自分でも意外な安堵感を感じました。




パリ、こんな名言にうなづきたくなります。

“Paris is a divine section of eternity.”
パリは永遠の聖域である。


“A bad day in Paris is still a good day anywhere else.”
パリでの良くない日は、それでも他のどこよりも良い日だ。


“Though you may leave Paris, Paris never really leaves you.”
パリを去っても、パリがあなたを去ることはない。





“Impossible n'est pas français”
「フランス語に不可能という言葉はない」


これはオリンピックでメダルをとった選手が言った言葉だそうです。


ナポレオンの言葉

「余の辞書に不可能の辞書はない」

を、真似たのかもしれませんね。






世界で先端を切ってリーダーシップをとるわけではなく、

それでいて、しなやかな柳のように

ゆらゆらと揺らぎながら

永遠の聖域を守る。





実は冬に行くとお天気が悪く

日照時間が驚くほど短く

かなり厳しい街でもあるのですが。




そろそろパリが切れかけていると感じます。






162.pngこちらは2019年のパリアーカイブです。

162.pngこちらも合わせてどうぞ









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by rumicommon | 2022-07-03 07:21 |  ーパリ | Comments(0)


気がつけばあと数年で古希。N Y生活も35年。いろいろあるけれど毎日必ず楽しいこと、嬉しいことは見つけられる。


by コモンるみ

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