祇園の舞妓に対する大きな誤解
祇園の芸妓さんや舞妓さんは
舞という伝統芸能の継承者です。
それなのに、海外では
かなり日本文化に造詣が深い人も
花魁と芸者(芸妓)を一緒くたにし
courtesan と訳したりしていて
びっくりしてしまったことがありました。
*courtesan
昔、 王侯貴族・金持ちなどを相手にした高級売春婦や娼妓塩野七生さんの小説に出てくるコルティジャーナも同様です。
日本では花魁。
浮世絵などで帯を前にしているのが花魁で
舞妓さんや芸妓さんの帯は後ろです。
それなのに、ニューヨーク共立図書館で、花魁の浮世絵を見ながら「geisha」と説明するスカラーの方に、目が点になってしまったことがありました。
思うに、この誤解はわりと最近までの風習だった「水揚げ」にあるのではないかと思います。
かつて、舞妓さんがそれなりの年齢となり、舞妓を卒業し芸妓になるタイミングで、水揚げなる儀式がありました。
舞妓さんを水揚げするお相手となる「旦那さん」選びは競売にかけ、一番高いお値段を払える人となるのです。
それが舞妓さんが一人前になるまでに、屋形(置屋)が支払った舞のお稽古や着物などの莫大なお金を相殺する手段だったとか。
しかし、今ではもうその習慣はなくなりました。
芸妓さんたちも普通に結婚なさいます。
「舞妓さんちのまかないさん」を見ていて懐かしく思い出した人がいます。
祇園の名妓として活躍され、引退後ニューヨークに渡られ、ご結婚された今井茜さんです。
次はこの茜ちゃんのことを少し書かせてください。
謎に包まれた祇園のことを茜ちゃんを通じて少し書かせていただきます!
by rumicommon
| 2023-01-17 13:20
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気がつけばあと数年で古希。N Y生活も35年。いろいろあるけれど毎日必ず楽しいこと、嬉しいことは見つけられる。
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