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ニューヨーカー誌が推薦ペルシャ料理のレストラン

娘が小学校四年生の時
イランについて調べるという
プロジェクトがありました。

その時、初めて知ったのが
アメリカにはイラン大使館は存在しないこと。

国交がないため
かろうじて領事館に毛が生えたような
小さなオフィスがマンハッタンにありました。


娘はそこに連絡をとり
資料をどっさりもらってきました。
わたしが本格的に
イランについて知ったのはその時です。



けれどペルシャ人、もといイラン人は
ニューヨークにたくさんお住まいです。


娘の友人にもいました。


その子のお母さんは
1979年のイラン革命の際
たまたま家族全員で
パリでバケーションをとっていたそうです。
ところがイラン革命が勃発。


そのまま母国へは帰れなくなってしまったのです。



彼女はまだ小学生。
結局どさくさの中
そのままロンドンに移住し
半年ぐらい学校にはいけなかったそうです。


まだ子供だった彼女は
突然与えられた自由が嬉しかったけれど
家やその家にたくさんつまった
思い出の品も
全てもう触れることはできなくなった両親は
とてもとても悲しんでいらしたということでした。


ただ、ご両親は革命が起こる可能性を
一年以上前から察知し
財産のほとんどは
スイスの銀行に移していらしたそうです。

アメリカ寄りだったパーレビ国王は
倒されて以来、アメリカは
イランと正式な国交もなく
突然脅威の国となってしまったのです。



さて、そんなバックグラウンドの説明はともかく。


イラン人の多くはペルシャに起源をもつペルシャ人です。

けれど、わたしはお恥ずかしいことに
かなり長いこと知りませんでした。


ペルシャ人はアラブ人ではないことを。148.png

ともにイスラム教徒ではあれど
ペルシャ人はペルシャ語を
アラブ人はアラビア語を話す
全く別の民族なのです。


詳しいことはこちらに譲るとして


アメリカにとって
イランはとても遠い国です。


つい最近までイランに親戚がいても
簡単には行けない国でした。

ですがニューヨークには
たくさんのイラン人が住んでいます。

ファミリーフレンドにもいます。

わたし個人は概して
イランの方が大好きです。


家族を大切にするところ
おもてなしの気持ちが強いことなど
日本人に似ているなと思う点が多いからです。




さて、そんな国イランから
2016年に難民としてトルコを通って
アメリカにやってきた女性、ナスリンさん。


その彼女がオープンしたのが
「Nasrin"s Kitchen」です。

本格的なペルシャ料理を提供するレストランです。


ニューヨーカーが紹介していたので
早速行ってきました。

ニューヨーカー誌が推薦ペルシャ料理のレストラン_e0136254_01293036.jpg

店内はこんな感じ。
ニューヨーカー誌はこんなふうに書いています。


The marbe-walled dining room,
on the second floor of
a century-old townhouse,
is inbued with a certain formality,
a faded glamour befitting the preservation
of this ancient and enduring cuisine.




大理石の壁のダイニングルームは、
百年以上の歴史を持つ
タウンハウスの2階にあり、
いにしえから続く不朽の料理を守るにふさわしい、
格式とかつての栄華を感じさせる場所です。

まさにそんな感じでした。

きっと故国を長く離れたままの
イラン人にとっては
なんとも懐かしい
レストランではないかと想像します。

ニューヨーカー誌が推薦ペルシャ料理のレストラン_e0136254_01293112.jpg
2カップの愛と
信仰心を少々
スプーン1杯の許しと
希望をひとつまみ
辛抱強く甘くして・・・

さあ出来上がり。

ニューヨーカー誌が推薦ペルシャ料理のレストラン_e0136254_01293164.jpg




ニューヨーカー誌が推薦ペルシャ料理のレストラン_e0136254_01293192.jpg
鶏とカシューナッツ、柘榴、レモンジュースとサフランと。
甘酸っぱいお味でした。

ペルシャ人と思しきお客さんが
たくさんいらしていました。
ニューヨーカー誌が推薦ペルシャ料理のレストラン_e0136254_01293121.jpg
たっぷりのサフランライスにビーフとお豆



ニューヨーカー誌が推薦ペルシャ料理のレストラン_e0136254_01293122.jpg
57丁目5番街と6番街の間。
古びたビルの2階にあります。
大通りにあるのに
まるで隠れ家みたいです。


ニューヨークならではのレストランです。




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by rumicommon | 2023-10-17 07:14 |  ーニューヨーク | Comments(0)


気がつけばあと数年で古希。N Y生活も35年。いろいろあるけれど毎日必ず楽しいこと、嬉しいことは見つけられる。


by コモンるみ

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