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話題の「将軍」にハマり独り言

かつて日本に住んでいた頃
わたしは時代劇が苦手でした。

ところが今、夢中で見ているのが「将軍」です。

ハリウッドの大作で、会話の70%は日本語
英語の字幕付きで見られる
戦国時代を舞台とした本格的な時代劇です。


話題の「将軍」にハマり独り言_e0136254_08351175.jpeg
細川ガラシャがモデルの鞠子役澤井杏奈さん
ニュージーランド生まれの日本人で
英語も日本語も堪能です。


話題の「将軍」にハマり独り言_e0136254_08404141.jpg
真田広之さんは主演の虎永(徳川家康モデル)と
プロデューサーを兼任されています。



セットや裏方には、時代劇製作の一流人をわざわざ日本からアメリカに招いて作られているだけあり、日本人の時代劇ファンが見ても、唸る本格的な歴史ドラマです。


真田広之さんや平岳大さん、二階堂ふみさんらが出演されており、日本語の会話の会話は古式ゆかしき戦国時代の武家の日本語です。


台詞は、当時の日本語に詳しいプロに検証してもらっているため、わたしでも、英語の字幕を見ないとわからない時があります。


例えは、「ひのもと」は日本
「かんじゃ」は間者

耳で聞いているだけでは分かりませんでした。

この映画を見ながらはたと気づきました。

日本にいた時、時代劇が苦手だった理由。

それは字幕なしで見る時代劇は、意味がわからない言葉がたくさんあり、物語の筋に集中できなくなるからだったということに。

この映画は、アメリカでは英語の字幕がつくため、わからないところは字幕を読むことで、意味がわかるのです。


それぐらいオーセンティシティにこだわり本格的なのです。

また、立ち回りや所作、マナー、障子の開け閉めまで日本からその道の達人が招かれて指導されていて、ハリウッドが作ってはいても、どこにも似非日本っぽさや破綻が見当たりません。

素晴らしいの一言です。


すべてのエピソードの題名も、英語ばかりか達筆な筆で書かれた日本語付き。

ああ、そうそう、能を舞うシーンがあるのですが、こちらも一流の能楽師を日本からお招きし、実際にセットの中で舞ってもらったそう。

その時の装束も、かつて将軍から直々に賜った代々伝わるものをお召しだそうで、そのシーンが楽しみでなりません。



詳細は、こちらに譲ります。



何から何まで素晴らしいの一言で、毎週火曜日が楽しみすぎて。。。


ところで、ただ一つだけちょっと引っかかることがありました。
と言っても、その件ではザワザワする程度で、言語化するほどではありませんでした。


が、このドラマがどう受け止められているのかの外国人の批評を見てはっとしたのです。

それは細川ガラシャをモデルとした主演の鞠子を演じる澤井杏奈さんについてでした。



キャストは素晴らしいけれど、唯一、澤井杏奈さんにあの役は相応しくないのでは、という意見でした。


彼女が演じると、時代劇なのに、カリフォルニアに住んでいる現代のアジアンアメリカンっぽさが出過ぎているというのです。


それを見るまでは、日本語も英語も完璧で、薙刀の立ち回りも素晴らしく、ニュージーランド生まれなのに、よくぞここまでものにしたね、杏奈ちゃん、ぐらいに思っていました。

ところが、そのコメントを見たら、確かに! と、気になってしまいました。

内股で歩くのも日本の時代劇で姫を演じる一流の女優さんの歩き方を見慣れた目には、小幅すぎてよちよちわざとらしい。
板についてない気がしてしまうのです。


彼女がアメリカのTVショーでインタビューに答えているのを見ていたら、あの摺り足が難しく、日常でも練習し苦労したと語っておられたので大変だったのでしょうね。


なかなかうまくいかなかった時、なんと、
「トイレに行きたいのを我慢している時の歩き方をしてみて」
と、言われたそう。

ええ〜ちょっとそれは違うやろ。
と、一人つっこんでしまいました。


また、夕餉のシーンでは、名家の姫とは思えない大口でパクッと召し上がる。
しかもお箸がお椀に当たる音がカチカチする。


姫たるもの、おちょぼ口でなくてはいけないし、お椀にお箸が当たるなんてもっての他。


わたしうるさすぎ?
自分で自分を制していたのですが。。。


彼女がカリフォルニアガールっぽすぎるというコメントを見たら、さらに気になることも思い出してしまいました。


彼女の英語も日本語も早口すぎることです。

姫たるもの、もう少しおっとりと話してほしい。


こんなことをついつい思ってしまうのは、1980年にオリジナルの「将軍」を見た経験が災いをしているのは明白です。

その時の「将軍」も、大ヒットした小説「SHOGUN」を原作とし、アメリカのテレビ局が、全て日本ロケで製作した大作で、鞠子役は島田陽子さんだったのです。


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最初はジョディオングさんが白羽の矢を立てられていた役。
彼女のスケジュールが合わず島田陽子さんが
この役を受けたということのようです。


話題の「将軍」にハマり独り言_e0136254_09361363.jpg
所作や動き、表情にうっとりです。



今You Tubeでクリップを見ると、まあ、なんとも愛らしく美しい。
彼女が世界的に一大センセーションを巻き起こし、世界中の男たちの日本女性の評判を一気に上げてくれたのは、彼女のおかげでした。

着物での立ち居振る舞い、話し方の愛らしさ、お姫様っぽさ、今見てもうっとりしてしまいます。

ついついそちらと比べると、現代の鞠子は、そのおっとりしたしとやかさとか、恥じらいとかが感じられないんです。

とは言っても、今の時代は、テキパキ、キビキビした鞠子でいいのかもしれません。



杏奈さんは、インタビューの中で
「監督から、1980年の将軍は絶対見ないようにと言われました」
と答えていました。

きっと監督は、そちらを見てしまうと、彼女が彼女らしさを出せずに、役作りに迷ってしまうと思ったのかもしれませんね。

ただ、彼女ほど英語も日本語も上手なら、役作りの際、もう一歩踏み込んで、手当たり次第、この時代のN H Kの大河ドラマを見てほしかったなと思うんです。

また、黒澤監督の時代劇も当時の女優さんたちの所作はものすごく勉強になったはず。

なんて、ことをつらつらと思いながら、今、第5話まで行きました。




さあ、次は第6話です。
これから鞠子の演技はクライマックスを迎えます。
どんどん良くなっていくといいなと、期待しながら見ていきたいと思います。





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by rumicommon | 2024-03-24 09:17 | 日常・一期一会 | Comments(2)
Commented by umisanjin at 2024-03-24 21:27
こんばんは。 このドラマ、昔に観たことがあります。
今でも、内容を覚えてますよ~
Commented by rumicommon at 2024-03-26 11:51
> 海山人さん
コメントありがとうございます。
なんと、島田陽子さんと三船敏郎さんバージョンをご覧になったのですね。
私も大昔に見た記憶があるのですが、最後がどうなったか覚えていません。

海山人さん、機会があれば新しいバージョンもぜひご覧くださいませ。
わたしは時代劇ファンでもないのにすっかりはまっています。


気がつけばあと数年で古希。N Y生活も35年。いろいろあるけれど毎日必ず楽しいこと、嬉しいことは見つけられる。


by コモンるみ

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