昨日最終日を迎えた民主党大会。

カマラ・ハリス大統領候補の演説は

これまでの彼女のイメージを覆すほど

パワフルで聞き手の心を鷲掴みにする

素晴らしいものでした。

（わたしは彼女に関してあまり情報がなく、副大統領時代何をしたのかも知りませんでした）

そしてふと思ったのは、ミシェル・オバマのスピーチに近づいてきたということです。

ミシェルも前日にスピーチをしたのですが、期待を裏切らない素晴らしいものでした。

のちに登壇した夫である元オバマ大統領を超えるカリスマ性に溢れていました。

そしてついつい思ってしまうんですよね。

ミシェルが大統領候補だったら良かったのに、って。

けれど、カマラさんの演説を聞いて気持ちが変わりました。

ワルツ副大統領候補をはじめ素晴らしい人たちに囲まれて、きっと大丈夫だと。

さらに感じたのは、

「きっとミシェルが、カマラの演説のコーチングしたんだ」ということでした。

ミシェル・オバマのスピーチに関しては本人のインスタグラムでも聞けますので、ご興味がおありの方はどうぞ。

ここでは内容に触れませんが、必見の価値ありです。

さて、民主党大会のミシェルのスピーチもさることながら。。。

この日彼女が選んだ服も個性に溢れていてとても素敵でした。

保守的なビジネスなどの場面では腕、胸、足のどれか２つは隠すべしという暗黙の了解があります。ミシェルは足と胸元を隠しました。

襟が首元でクロスし脇下につながる独創的で斬新なデザイン。そのコンテンポラリーな雰囲気がとてもお似合いでした。

デザイナーはだれだろう。すぐには思いつきませんでした。
それでググってみたらVogueは知ってました。さすが。

ジャケット＆パンツ共に、モンス /MONSEというブランドでした。
2015年にローラ・キムとフェルナンド・ガルシアという二人のデザイナーがニューヨークで立ち上げたブランドでした。





パンツは$890+消費税
ジャケットは＄1690＋消費税です。
上下そえろえると40万円！最近の新進ブランドは高額です。


このお写真を見る限りでは、パンツはアンクル丈ちょい上で着こなす感じなのでしょう。

ところが180cmのミシェルが着ると若干パンツ丈が短い感じでした。

パンツ丈あと３cm、できれば10cm長くてもよかったかも。。。

ということは。。。

ミシェルはスタイリストをつけてこの服を選んできたのではなく、若いブランドなので娘さんたち経由で見つけてきて、お直しなしでそのまま着ている可能性が高いです。

直接デザイナーと交渉して選んだとしたら、きっとデザイナーはパンツ丈を彼女に合わせて調整したと思うのです。

そうしなかったのは、正規のお値段を払って購入したということではないかと勝手に想像しています。

それにしても、ピリッとマニッシュでしかも上質で品がある。

彼女のキャラクターにもぴったりでした。

ところで、かつてミシェルはファッションに関してこんなふうに語っています。

まさに！

その通りと思うのでここで引用しておきますね。

女性のファッションは

人がわたしたちをジャッジする

主な判断材料です。

見た目で決めつけるなんて

そんなのフェアじゃないし、

正しいことだとは思えない。

でも、残念だけどそれが真実。

だから、ファッションを、

単なるファッションでは終わらせない。

わたしたちにできることは、

それを自分を表現する手段にすること。

ただ、見た目で損をするのではなくね。

Fashion for women still predominates how people view you,

that 's not fair, that is not right, but it's true.

That's when fashion isn't just fashion.

It's how you turn it into your tool, rather than being a victim of it.

大統領夫人時代に、ヴォーグのインタビューに答えたものだったように記憶しています。