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スタッテンアイランドの異国情緒

昨日9月11日



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この日は黄昏時から夜明けまで
Tribute in Light (光の賛辞)
蒼い光が2本天高く昇るのが
毎年の恒例となりました。




たくさんの亡くなった方への想いが
天まで届くように、その弔いと、
ニューヨークは何があっても
屈しないという思いを込めて
始められたと理解しています。

この光の賛辞を見るために。

アップタウンから地下鉄エクスプレスで
マンハッタンの終点、
ボーリンググリーンまで行き、
そこでフェリーに乗り換えて、
スタッテンアイランドまで行ってきました。

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35年ニューヨークに住んでいますが、
スタッテンアイランドに行くのは今回が初めてです。

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ラッシュアワーは15分ごと
通常は30分ごとに運行しているフェリー
運賃は無料です。



スタッテンアイランドといえば、
SATCではサマンサが、
スタッテンアイランドに住む消防士さんに会いに
はるばる行って、可愛いお騒がせをした
エピソードがありましたね〜。


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新しい世界貿易センタービル



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フェリーからは自由の女神も見られます


フェリー乗り場を降りるとたくさんのバスが並んで待っています。
船着場からは徒歩7分のところに、目指すレストランがありました。

スタッテンアイランドはマンハッタンからフェリーで30分。
みんなが話す言語は英語ですが。

なぜか不思議な異国情緒があります。
そうヨーロッパの片田舎の街みたいな。

スタッテンアイランドの異国情緒_e0136254_22322666.jpg

目指すレストランの名前は「地下室」


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9月11日
多くの亡くなった消防士さんたちへの
追悼の意味を込めて
FDNY(Fire Dep. of NY)の
Tシャツを着ている方が何人もいらっしゃいました。


スタッテンアイランドの異国情緒_e0136254_22322643.jpg
実際には半地下ですが、本がたくさんあって、
地下室の雰囲気があります。




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ハムス
胡瓜やディル、トマト、ヨーグルトの味がしました。
美味しかった!


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チキンカネロニ
カネロニの中にはアーティチョークや玉葱が
ニョッキとホウレンソウが
バターたっぷりのソースに
浮かんでいました。
こちらも美味しかったのですが
あまりの量に食べきれず
お持ち帰りにしました。


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洗面所の場所を探すのに一苦労。
アールデコの肖像画がかかっているところが
それぞれのバスルーム。

隠し扉になっているのです。

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スタッテンアイランドからマンハッタンに戻るフェリーより撮影
2本の光は天高くどこまでも届きます。




by rumicommon | 2024-09-12 22:54 |  ーニューヨーク | Comments(2)
Commented by sonoma0511 at 2024-09-13 22:58
おはようございます。
そちらにお出かけになったのはrumiさんの優しい鎮魂の訪問のような気がします。
あの日のことは生涯忘れないテレビのスィッチを入れた瞬間の映像でした。何が起こったのか?二機目の飛行機は何故ビルの陰から出てこないの?そのあとは阿鼻叫喚でした。

ニューヨークにいらしたrumiさんは言葉もなく震えが止まらなかったのではないでしょうか?
本当にお辛く悲しかったでしょうね。今になってしまいましたがお見舞い申し上げます。

先日NHKのドキュメンタリーを観ていましたら、あのビルにいたお二人のビジネスマンの日本人のそれぞれのお父様の回顧録でした。当時お二方とも立派な風貌の老紳士でした。
しかし今はすっかり老人なって・・・どれほど切なく悔しい
年月だったでしょう。それでも憎しみを繰り返してはならないと、お一人はアフガニスタンに赴き、アメリカに仕返しをすると言った少年に心を寄せ見守り続けていたが姿を消してしまった。
今は焼き鳥屋を始めて共感する仲間と語り続けている。

もうひと方は克明にあのことがどうして起こったかを探りひも解いて一冊のご本にされようとしています。ともに80代。

rumiさんはニューヨークヤンキーズのキャップを深く被り思いを込めて、初めてスタッテンアイランドに渡られたことに感謝し、気高く天迄届く光の先に昇られた方々が永遠に安らかでありますようお祈り申し上げます。
Commented by rumicommon at 2024-09-14 04:44
sonomaさん、心に沁みる温かいお言葉をありがとうございます。

この日、実は日本の銀行に勤務されている方もたくさんビルの中にいらっしゃいました。
お一人は、当時4歳だった娘の通うナーサリースクールの若い親御さんでした。
まさに1週間前に、ロックフェラーセンターのオフィスから越してこられたばかりだったのです。

1機目がビルに突っ込んだ時、まだ様子がわからなかったため、落ち着くように、席にいてください、というアナウンスすらあったそうです。
けれど同僚の一人が、それ以前の小さめ被害で済んだ爆破を経験しており、すぐにビルを出た方が良いとみんなに掛け声をかけたそうです。
それでみんなで非常階段を降り始めたそうです。

そして外に出たそのタイミングでビルが崩れ始め、、、もうダメだと思いながらも無我夢中で走ったとおっしゃっていました。ご無事で何よりです。

NHKでもそのような番組を組んでいたのですね。
万感の思いでいらっしゃると想像します。

天高く届く2本の力強い’光の賛辞’が亡くなられた方々を天国で慰めてくれていると信じています。


気がつけばあと数年で古希。N Y生活も35年。いろいろあるけれど毎日必ず楽しいこと、嬉しいことは見つけられる。


by コモンるみ

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