このご時世だから「不毛地帯」が面白い



第二次世界大戦中、大本営の作戦参謀だった防衛庁のエリート壹岐は戦犯としてシベリアに11年抑留される。
大勢が死去する中無事帰国、家族や当時の部下を支えつつ、過去を断ち切るように大手商社「近畿商事」へ転職する。
「二度と戦争はしない」と誓った壹岐だが、経済戦争という不毛地帯で、己の信念をかけて泥臭く、しかし誠実に生き抜く姿を描く。 ーWEBザテレビジョン
ドラマの中では
世間を騒がせたロッキード事件に
そっくりのエピソードが登場します。
当時現職だった田中総理大臣が
巨額の賄賂を受け取り世間が驚愕しました。
さらにクライマックスは
主人公壹岐がイニシャチブをとり
イランの油田開発に乗り出すところです。
乗り出すと言っても
世界の大手ライバル社と熾烈な入札競争を
勝ち抜く必要があり
戦時中作戦参謀として活躍し
情報収集が得意な壱岐は
イラン国王の前妻のツテで
国王が絶大なる信頼を寄せる
ドクターから他社の入札価格を入手し
見事入札に成功します。
しかしそのために
裏では大きな賄賂が動きます。
国益のため、平和のためと言いながら
壱岐の権謀術数が辿り着く先は
数々の不正であり
その犠牲となる人々が出てきてしまうのです。
しかし、これに対しアメリカでは
日本はイランに裏で
多大な賄賂を送ったと囁かれています。
不毛地帯を見ているわたしは
そんなことはありえないとは
やっぱり思えません。
きっとそうだろうなと思います。
イランに国王はいなくなっても
きっといるはずですもの。
ホルムズ海峡を牛耳れる人たちは。
かつて日本は
オイルの調達手段を止められ
武力で取りに行くため太平洋戦争を
始めてしまいました。
だからこそ壱岐は
今度は平和裡にオイルを調達する。
そのプリンシパルの元に
旧財閥系商社相手に
熾烈な闘いを始めたのですが、
どうしても汚い手を使う必要が出てくる。
その心の葛藤がよく描かれています。
蛇足ですが、大臣や軍上層部にいた
軍人たちの住まいが
とても素敵です。
丁寧にロケ場所を選んでおり
さらに戦争直後の壹岐の妻の
和服の上に着る
糊のきいた割烹着姿に
たまらなく懐かしさを感じました。
わたしが小さい頃、母や祖母は
着物で生活をしていました。
シベリアでのシーンも
丁寧に描かれていて
原作者の山崎豊子さんも
大満足のドラマに仕上がったそうですね。
by rumicommon
| 2026-03-30 07:34
| 日常・一期一会
|
Comments(2)
ルミさん、こんにちは。
「不毛地帯」懐かしいお話しですね。
当時は、「大地の子」「ワイルドスワン」とともに、衝撃を受けた本でした。
ドラマ化の方はあまり記憶に残ってないのですが、そう言えば現在に通じる状況がある、と目から鱗。
私も、Netflixでもう一度観てみますね。
「不毛地帯」懐かしいお話しですね。
当時は、「大地の子」「ワイルドスワン」とともに、衝撃を受けた本でした。
ドラマ化の方はあまり記憶に残ってないのですが、そう言えば現在に通じる状況がある、と目から鱗。
私も、Netflixでもう一度観てみますね。
1
> てぶくろさん
当時、本で読まれていたのですね。
かなりの長編ですよね。読書家でいらっしゃるんですね。
山崎豊子さんの本では、お恥ずかしいことに華麗なる一族ぐらいしか読んだことがありませんでした。
こちらでご紹介したドラマは2009年に放映されたバージョンなのでご存じなかったのかもしれません。
戦後の雰囲気がていねいに描かれていて懐かしく見ました。
ご紹介の「ワイルドスワン」に俄然興味が湧いてきました。
ちょうど帰国しますので、この本を買って帰ります。
ありがとうございます!
当時、本で読まれていたのですね。
かなりの長編ですよね。読書家でいらっしゃるんですね。
山崎豊子さんの本では、お恥ずかしいことに華麗なる一族ぐらいしか読んだことがありませんでした。
こちらでご紹介したドラマは2009年に放映されたバージョンなのでご存じなかったのかもしれません。
戦後の雰囲気がていねいに描かれていて懐かしく見ました。
ご紹介の「ワイルドスワン」に俄然興味が湧いてきました。
ちょうど帰国しますので、この本を買って帰ります。
ありがとうございます!

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