不況を解く渋澤栄一の教え
rumicommon 100年以上前の日本(私蔵書からの写真を転載)
同じく100年以上前のパリ
世界的に同時進行の金融危機。
クリスマス前だっていうのに、世の中にくら~いムードが漂う中、
みんながなんとか恐慌を回避しようと、
的確な救済策を考えているこのご時世にあって、
わたしは、わらをもすがる気持ちで、日本近代経済史上のスーパーマン、渋澤栄一のことを考えます。
渋沢栄一とは、こんな桁外れにすごい人です。
渋沢栄一のけた外れの大物伝説
「もし、渋沢栄一が生きていたらこのご時世についてどうアドバイスし、行動しただろう」
日本資本主義の父、といわれている渋澤栄一、
幕末に、徳川家最後の将軍の弟のおつきでフランスにわたり、
前代未聞だった株式というシステムを知り、
なんと鉄道関係の株を購入しちゃいます。
すごい! 信じられないぐらい新しいものを取り込むことに柔軟!
そして、帰国までの間にかなりの利益をあげてしまい、
その余剰金で、利害の衝突するライバルに当たる藩の留学生たちが帰国の船代がなくて困っているのを助けます。
幕末という激動の時代は、
きっと今の不況風程度とは比較にならないほど、
まさに天地が覆るほど激震が走る時代だったはず。
実際、渋澤栄一と同時代の人の多くはみんな刺客にあったりして、志途中で亡くなっています。
渋沢栄一がこの時代を生き残れたのは、
幕末のもっとも混乱の多かった危機的な時代、日本を離れ、
フランスで過ごしたからだと言われています。
そして帰国後は、株式会社のお手本となる、当時の日本人にはまったく未知なる経済手法を持ち込み、500社以上の株式会社を設立しました。
そのいくつかは大きく成長し、現在も健在する会社はいくつかあります。
しかも! 三菱の岩崎や三井という一族の利益を重視し、やがては財閥に成長していくファミリーとは一線を画し、個人が所有する株は5%前後とすべし、と一族にも徹底させ、独占を許さず、あくまで国益、全体の利を考えます。
ここでわたしが考えることは・・・
もし、渋澤栄一が最初に唱えていた攘夷に凝り固まり、
徳川家の家臣になどならなかったら・・・・
きっとフランスに行くこともなく、
もしかしたら、他の人同様殺されていたかも。
または、フランスに行ってはいても、株式になどまったく興味を持たず、
株など買っていなかったら・・・
または買っていたとしても、儲かるどころか損していたら・・・・
栄一が株式会社をあれほどたくさん創立することはなかったでしょう。
で、日本の近代化ももっと遅れたかもしれません。
すべては栄一氏の柔軟さ、新しいものに積極的に挑む大胆さ、型破りの度胸、
敵や他者に対する懐の深さなどが美しく混淆、調合された結果なのでしょう。
その渋澤栄一、わたしにとっては、長い間、単なる歴史上の偉い人にすぎませんでした。
そう、25nasの編集者という特権のおかげで、
今は亡きファッションデザイナー君島一郎先生の山中湖の別荘にご招待をうけ、
同じときに招かれていた、渋澤栄一の孫にあたる女性に出会うまでは。
その女性が渋澤栄一について、超たのしいエピソードを教えてくださいました。
それは、もうひとつの姉妹ブログで公開したのですが、
これが大反響でした。
それはもう、ちょっと凡人には考えられないぐらい面白くて、大物ぶりを発揮しているエピソードなんです♪
そして、その記事はもうひとつのすばらしい出会いにつながりました。
その渋澤栄一から5代目、つまり孫の孫にあたる渋澤健さんとお近づきになるきっかけとなったのです!
こうして突如、渋沢栄一は、まるで親戚のおじいちゃまか何かみたいな身近な人になりました。
で、ここからが今日のハイライトです。
(すみません、前置きが長くて^^;)
渋沢栄一の5代目に当たる渋澤健さんが、すばらしい本を上梓なさっています。
題して、
巨人 渋沢栄一の「富を築く100の教え」
小学校2年の時から米国に移住し、大学までをアメリカで過ごされた健さん、
その健さんが、渋澤栄一の遺したものに興味をもたれるのはずっと大人になってからのこと。
その健さん、
この12月に新しい会社を設立なさいました。
長期投信の会社「コモンズ」です。
ご本人に確認していないのですが、
その健さんが、コモンズ30 という長期投信を始められる背景には、
きっと5代前の栄一氏の教えがいい形で昇華、結晶したのに違いありません。
健さんのコモンズ30にご興味をお持ちの方、
健さんの本、巨人 渋澤栄一の富を築く100の教えを、
健さんの直筆サイン入りでプレゼントします。
応募要項など詳しくはだれも書かない★ニューヨーク1%未満★へどうぞ^^
世界的に同時進行の金融危機。
クリスマス前だっていうのに、世の中にくら~いムードが漂う中、
みんながなんとか恐慌を回避しようと、
的確な救済策を考えているこのご時世にあって、
わたしは、わらをもすがる気持ちで、日本近代経済史上のスーパーマン、渋澤栄一のことを考えます。
渋沢栄一とは、こんな桁外れにすごい人です。
渋沢栄一のけた外れの大物伝説
「もし、渋沢栄一が生きていたらこのご時世についてどうアドバイスし、行動しただろう」
日本資本主義の父、といわれている渋澤栄一、
幕末に、徳川家最後の将軍の弟のおつきでフランスにわたり、
前代未聞だった株式というシステムを知り、
なんと鉄道関係の株を購入しちゃいます。
すごい! 信じられないぐらい新しいものを取り込むことに柔軟!
そして、帰国までの間にかなりの利益をあげてしまい、
その余剰金で、利害の衝突するライバルに当たる藩の留学生たちが帰国の船代がなくて困っているのを助けます。
幕末という激動の時代は、
きっと今の不況風程度とは比較にならないほど、
まさに天地が覆るほど激震が走る時代だったはず。
実際、渋澤栄一と同時代の人の多くはみんな刺客にあったりして、志途中で亡くなっています。
渋沢栄一がこの時代を生き残れたのは、
幕末のもっとも混乱の多かった危機的な時代、日本を離れ、
フランスで過ごしたからだと言われています。
そして帰国後は、株式会社のお手本となる、当時の日本人にはまったく未知なる経済手法を持ち込み、500社以上の株式会社を設立しました。
そのいくつかは大きく成長し、現在も健在する会社はいくつかあります。
しかも! 三菱の岩崎や三井という一族の利益を重視し、やがては財閥に成長していくファミリーとは一線を画し、個人が所有する株は5%前後とすべし、と一族にも徹底させ、独占を許さず、あくまで国益、全体の利を考えます。
ここでわたしが考えることは・・・
もし、渋澤栄一が最初に唱えていた攘夷に凝り固まり、
徳川家の家臣になどならなかったら・・・・
きっとフランスに行くこともなく、
もしかしたら、他の人同様殺されていたかも。
または、フランスに行ってはいても、株式になどまったく興味を持たず、
株など買っていなかったら・・・
または買っていたとしても、儲かるどころか損していたら・・・・
栄一が株式会社をあれほどたくさん創立することはなかったでしょう。
で、日本の近代化ももっと遅れたかもしれません。
すべては栄一氏の柔軟さ、新しいものに積極的に挑む大胆さ、型破りの度胸、
敵や他者に対する懐の深さなどが美しく混淆、調合された結果なのでしょう。
その渋澤栄一、わたしにとっては、長い間、単なる歴史上の偉い人にすぎませんでした。
そう、25nasの編集者という特権のおかげで、
今は亡きファッションデザイナー君島一郎先生の山中湖の別荘にご招待をうけ、
同じときに招かれていた、渋澤栄一の孫にあたる女性に出会うまでは。
その女性が渋澤栄一について、超たのしいエピソードを教えてくださいました。
それは、もうひとつの姉妹ブログで公開したのですが、
これが大反響でした。
それはもう、ちょっと凡人には考えられないぐらい面白くて、大物ぶりを発揮しているエピソードなんです♪
そして、その記事はもうひとつのすばらしい出会いにつながりました。
その渋澤栄一から5代目、つまり孫の孫にあたる渋澤健さんとお近づきになるきっかけとなったのです!
こうして突如、渋沢栄一は、まるで親戚のおじいちゃまか何かみたいな身近な人になりました。
で、ここからが今日のハイライトです。
(すみません、前置きが長くて^^;)
渋沢栄一の5代目に当たる渋澤健さんが、すばらしい本を上梓なさっています。
題して、
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小学校2年の時から米国に移住し、大学までをアメリカで過ごされた健さん、
その健さんが、渋澤栄一の遺したものに興味をもたれるのはずっと大人になってからのこと。
その健さん、
この12月に新しい会社を設立なさいました。
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ご本人に確認していないのですが、
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きっと5代前の栄一氏の教えがいい形で昇華、結晶したのに違いありません。
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by rumicommon
| 2008-12-09 04:04
| 女目線で応援したい男
|
Comments(0)
気がつけばあと数年で古希。N Y生活も35年。いろいろあるけれど毎日必ず楽しいこと、嬉しいことは見つけられる。
by コモンるみ
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